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砂田喜昭 2014年7月22日更新  
砂田市議にインタビュー(1)
市政に臨む抱負は

 日本共産党の砂田喜昭市議に市政に臨む抱負を聞きました。

 
編集部 まず、市政に臨む抱負を聞かせてください。

「戦争する国」に はさせない

 
砂田市議 市民の皆さんの声をうかがっていると、安倍政権の強引なやり方に不安の声が多いですね。「年金が下がるのに、消費税増税でたいへん」「閣議決定で憲法の解釈を変えて、海外で戦争できるようにするなんて、とんでもないことだ。許せない」

 6月市議会でも「安倍内閣の集団的自衛権行使容認を許さない」との請願が、元小杉町長の土井由三さんや多くの市民の皆さんから出されたのですが、これに賛成したのは私だけでした。朝日町議会では11日に、全会一致で「集団的自衛権行使を閣議決定のみで容認したことに抗議する意見書」が採択されました。ところが、わが小矢部市議会では市民の声を堂々と取り上げることができるのは、残念ながら私しかいません。日本が戦争する国に変わるかどうか、たいへん重大な岐路に差し掛かっていると思います。こういう時期だからこそ、頑張らねばと思っています。

 13日に投票が行われた滋賀県知事選挙で自民・公明が推した候補が当選できませんでした。安倍政権の暴走に国民が反撃を始めたことを示していると思います。

 編集部 国会の中では安倍政権は多数かもしれないが、国民は黙っていないということですね。ぜひ、そうした草の根の国民の声を取り上げ続けてほしいと思います。
 ところで、市民の皆さんは身近な問題でもさまざまな要望をお持ちだと思いますが、そのあたりではどうですか。

子ども医療費窓口無料を近隣市でも

 
砂田市議 小さなお子さんを持っている方と話しますと、子ども医療費が中学3年まで無料になったことは、たいへん喜ばれています。4年前の公約が実現できてよかったと思っています。ただお隣の砺波市や高岡市のお医者さんにかかると、いったん窓口で立て替え払いをしなければなりません。6月議会でも取り上げましたが、ぜひ隣の市でも窓口無料化を実現したいと話すと、「ぜひよろしくお願いします」と頼まれます。

 
編集部 子育て支援では小矢部市も頑張っていますね。

少人数学級へ
 もっと前進を


 
砂田市議 これからの小矢部市を支えるのは今の子どもたちですからね。教育の問題でも、今年度から小学2年生の30人を超えるクラスにもう一人補助の先生を配置しましたが、これも大変喜ばれています。北日本新聞も「県内では例がない」と高く評価してくれましたが、この記事を読んでいる方も多いですね。

 学校図書館司書も小矢部市は専任の司書職員を全校に配置し、勤務時間も5時間に延長しました。東部小学校では児童一人当たり年間180冊も借りているそうです。

 
編集部 年間180冊ですか、すごいですね。

 
砂田市議 ひきつづき、司書職員の常勤化や少人数学級の前進のために努力したいと考えています。

国保税引き下げの
 願いに答えたい


 
編集部 共産党が行った昨年の市民アンケートで多かった要望に「国民健康保険税を下げてほしい」というのがありましたね。

 
砂田市議 6月議会には署名を添えて「国保税引き下げを」との請願が提出されましたが、この請願に賛成したのは私だけでした。他の議員は市民の声を聴いていないのかと思いたくなります。

 多くの方が「国保税高すぎる、何んとかして」とおっしゃいます。副市長も6月議会で「国保税引き下げのために全国の自治体が補助している状況を調査してみたい」と答えました。このことを紹介し、「引き下げのために頑張ります」と訴えています。


三代の市長と論戦
日本共産党議員の役割は


 
編集部 ところで、砂田さんは、これまで7期28年間、日本共産党の市議会議員として、松本市長、大家市長、そして現在の桜井市長と3代にわたって論戦を続けてきました。その中で日本共産党の議員ならではの役割というものがあると思いますが、いかがですか。

立候補の動機の一つ
 早朝除雪の実現


 
砂田市議 私が市議会に出ようと思った動機の一つが、冬の早朝除雪の実現でした。当選したのは1986年、昭和61年ですが、その直前に56豪雪、58豪雪があり、朝の出勤に大変苦労していました。当時は松本市長の時代でしたが、それまで小矢部市は夜が明けて明るくなってからでないと除雪車の出動指令を出していませんでした。9月議会の準備で調べてみて分かったのですが、富山県は早朝除雪車を出す場合、夜間割増料金を払っていたのですが、小矢部市はそれを払っていなかったのです。私は「夜間割増料金を支払い、早朝除雪を」との質問の内容を市内の全建設業者に郵送し、市民にもビラで宣伝しました。

道理ある提案を
  世論に訴え


 
編集部 日本共産党は市民の切実な要求を実現させるために、障害になっていることは何か、どうしたら解決できるかという道理ある提案をし、世論に訴えます。主権者は国民、「住民こそ主人公」という立場で頑張るのをモットーにしていますからね。

 
砂田市議 そうなんです。私の地元の方が「早朝除雪をしないのなら、赤旗を立てて市役所へ乗り込むぞ」「共産党であろうと、よいことはよいのだ」といって、市と掛け合ってくださったそうです。

 
編集部 大家市長の時代は20年間続きましたので、いろいろたくさんあるでしょうから、紙面の都合もありますので、来週またお伺いします。

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