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砂田喜昭 2014年4月6日更新  
原子力災害を想定した防災訓練を
3月議会予算特別委員会

  砂田市議 県は、2月末に志賀原発で大規模な放射能漏れ事故が起きたらどうなるか、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による拡散予測図を発表した。

「安全神話」に
  陥らないこと


 それによると、小矢部市には小児が甲状腺に影響を受けるような放射能(100mSv以上)が飛んでこないとされたが、これによって新しい「安全神話」に陥らないことが大事だ。

 試算の前提は、志賀原発から富山県に影響を及ぼす方位(北西、北北西、西北西)の風の出現率合計値が50%以上の日から上位24 ケースを、四季を考慮して抽出して拡散予測図を計算したとのことだ。

想定外は許されない

 これは、一見、合理的に見えるが、防災対策として、想定外は許されない。あらゆる可能性を検討して対策を練ることが不可欠。あらゆる方向を想定し、地形の影響も含めて検証することが大事である。

 原子力災害を想定した防災訓練を実施し、問題点がないか把握し、改善策を練ることが大事だ。

 
総務課長 原子力災害を想定した防災訓練は県、国を中心に関係市町村が連携して行うもので、北陸電力も含め非常に広範囲で行うこととなる。基本的には共同して行うことと考えている。

 
避難場所の壁は
 コンクリートか


 砂田市議
 小矢部市の防災計画(原子力編)見直しの中で、避難場所の調査、選定について検討が求められている。避難場所の壁が放射線を防ぐ能力のあるコンクリートか、また、空調設備のフィルター機能で放射性物質を除去できるかなど、市として独自にやる必要があるのではないか。

 
総務課長 これについては月末に決める市の防災計画の中で検討することとしている。県と連携してそのような選定に入ることとなる。

甲状腺がんを予防
 安定ヨウ素剤の使用の訓練を


 
砂田市議 安定ヨウ素剤の保管、使用の訓練について、医師、薬剤師との協力体制はどうなっているのか。

 
総務課長 県ですでに、砺波地域医療推進対策協議会が立ち上がっていて、公的病院、医師会、薬剤師会、そして県厚生センターが事務局になってその協議を進めている。

 
砂田市議 いざとなったら安定ヨウ素材をどういう使い方をするかは、決まっているのか。

 
総務課長 まだその段階までいっていない状況だ。

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