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砂田喜昭 2014年3月16日更新  
リフォーム助成の拡充を
3月議会 砂田市議の一般質問

 3月議会が始まり、砂田市議は10日に一般質問をしました。取り上げた問題は@集団的自衛権について、ATPPと安倍政権の「農政改革」について、B介護保険制度から要支援者を別扱いすることについて、C保育料軽減について、Dリフォーム助成制度の拡充についてです。

下水道、浄化槽にも使える助成制度を

 下水道への接続促進、合併処理浄化槽の設置や単独浄化槽からの切り替えにも使えるようにリフォーム助成の拡充を求めました。

 
現在の市の制度

 小矢部市はこれに関して二つの制度を持っています。

 
利子補給

 一つは水洗便所改造資金利子補給制度です。これは2014年度から便所だけでなく台所や洗濯、ふろの排水設備全般の関連工事(200万円まで)も対象にし、借入金の利子5%まで全額を市が補助します。

3年以内に下水道
 接続に5万円助成


 もう一つは2009年度から始めた水洗化促進助成制度で、下水道が供用開始になって3年までの間に下水道に接続する場合に、5万円を限度に工事費の2分の1を市が助成します。

  
利用実績 

 
助成制度に市民の期待

利子補給は新規利用ゼロ
5万円助成に
 176件の申し込み


 砂田市議はこの5年間の利用実績を確認しました。
 水洗便所改造資金利子補給制度の利用実績はゼロでした。2006年、2007年にそれぞれ1件の申し込みがあっただけで、その後、新規の利用はありません。
 一方水洗化促進助成制度はこの5年間で176件の申し込みがありました。
砂田市議は「利子補給制度では新規申し込みがゼロで、つまりこれは市民の期待にこたえられていない。一方、わずか5万円の助成でも176件もの申し込みがあるのだから、助成金を出した方がはるかに効果的だ」と指摘しました。

市財政にも貢献
  助成金879万円で
  下水道使用料収入1960万円


 水洗化促進助成制度でこの5年間に、市が払った助成金は176件で879万円でしたが、一方下水道使用料として約1960万円が市の収入になりました。支払った助成金の約2倍の増収です。さらにこれからも毎年、下水道使用料が入ってくるので、市財政にも抜群の貢献となります。このことも指摘し、砂田市議はリフォーム助成の拡充を強く求めました。


住宅耐震化でも助成制度がカナメ

 住宅耐震化の実績について産業建設部長は「小矢部市の個人住宅の耐震化率は2003年に48%、2008年には56・6%に向上した。直近の数字は今年秋ごろには報告できる。2013年9月現在で耐震診断を受けたのは62件で、そのうち耐震改造したのは6件だ。また、今年から取り入れた部屋の耐震補強、防災ベッドについては利用なし」と報告し、「制度のPR、建築業者への説明会開催など、制度周知に徹底したい」と述べました。
 砂田市議は2015年度末までに耐震化率85%を達成するためには、県内自治体でも実績のある住宅リフォーム助成制度がカナメだと強調しました。

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