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安倍政権の「農政改革」に厳しい批判
市議会で自民党市議も
安倍政権が進める「農政改革」に対して、ある自民党系の市議会議員から厳しい批判が出されました。2月3日の市議会産業建設常任委員会での出来事です。
「稲作に国から10a当たり1万5千円の直接支払がきていたのに、今年から半分の7500円、それも5年後に廃止になる。大規模農家ほど打撃が大きい。規模拡大で20ヘクタールつくっていると150万円も減収になる。肥料や農薬は値上がりするというのに、これではやっていけない。百姓を江戸時代の酷い状態に戻そうというのか」。
農家の間では不安と怒りの声が広がっています。規模拡大をしてきた人ほど打撃が大きくなります。
米を飼料にといっても………
需要が見込めない
政府は飼料米の生産に力を入れ、その補助金を増やすといっていますが、需要が見込めません。畜産そのものが減っています。牛や豚のえさにするには粉砕しなければなりませんが、その施設がありません。
また、稲葉山牧野でも肉質にどんな影響があるかわからないため、コメを肉牛の餌に混ぜる計画はないとのことです。鶏のえさにするにも、保管施設の不足や主食米に混入しない対策の面から限度があります。
シンポジウム 国の「農政改革」と富山の農業を考える
主催 日本共産党富山県委員会
日本共産党富山県委員会は「国の『農政改革』と富山の農業を考える」をテーマに、次の要領でシンポジウムを開きます。安倍政権の「農政改革」の狙いは、TPP参加を前提に、コメの交付金の半減・廃止、減反の廃止など地域農業を根底から破壊するとんでもないものです。日本共産党小矢部市委員会はJAいなばや、集落営農組織、農業法人、担い手農家、個人農家の皆さんを訪ねて、参加を呼び掛けています。ぜひ多くの皆さんに参加していただきたいものです。
とき 2月22日(土)午後1時半から4時
ところ 富山市 明治安田生命ビル
地下ホール(富山駅南口徒歩3分)
パネリスト
穴田甚朗氏(県農協中央会 会長)
田口清信氏(県農業会議 会長)
吉川利明氏(農民連事務局次長)
紙 智子氏(参院議員・
日本共産党農漁民局長)
入場無料
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