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砂田喜昭 2013年12月29日更新  
アウトレットパークなど128事業に225億円
総合計画後期実施計画(5か年計画)発表

小矢部市は12月議会最終日に第6次総合計画後期実施計画(計画期間2014年度から2018年度までの5か年間)を発表しました。その概要をお知らせします。

今回の特色は


@ 都市機能の再構築
 石動駅周辺整備、石動コミュニティプラザ新築、津沢消防庁舎の新築など
A アウトレット関連
 インフラの整備として東部産業団地。ソフト事業として情報提供、観光推進など
B 公共施設の長寿命化対策 
消雪設備、橋の耐震化、小矢部運動公園、公共下水道、中学校など
C 人口増対策
子育て支援、不育症治療、学童保育の拡充、定住促進、企業立地促進で雇増など
これら政策課題のための128事業に使う実施計画事業費は5年間で225億8770万円と見込んでいます。

主な新しい事業は次の通りです。

石動駅に図書館を合築

☆ 石動駅周辺事業
石動駅南北自由通路、駅南駐車場など 22億7100万円
 現駅舎を解体し、図書館と合築し、駅改札口は2階に。
☆ 新図書館建設事業 
 市民図書館を石動駅舎に合わせて新築 7億7000万円
市民図書館の現在の面積 860u、
移築後の図書館の面積 1500uを想定。(図参照)
新石動駅と新図書館
総合会館を改築

☆ 石動コミュニティプラザ新築 総合会館を改築 7億円
 青少年ホーム、石動コミュニティセンターを統合する
 市民体育館はそのままで、天井を落下防止のため耐震化。

市債残高過去最高
165億円に(5年後)

総合計画後期実施計画の財政見通し
 5年間で782億円の歳入を見込み、人件費や一般行政費などを表のように見込んでも、こんどの後期実施計画事業費225億円は確保できると想定しています。
 一方、5年後に一般会計の市債残高は過去最高の165億円に増えます(今年度末132億円)。このうち地方交付税の代替財源である臨時財政対策債は約70億円です。
 将来負担比率(特別会計や職員の退職金など将来のすべての債務が、市の財政規模に占める割合)は168%になります(現在151.5%)。これは市財政の1年8か月分の債務を抱えることを意味します。他市と比べると、県平均(127.1%)よりも多い債務です。全国的には100%以下が多数(574自治体で全体の72.7%が相当)で、これが本来の在り方ではないでしょうか。

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