バナー2013年9月1日号本文へジャンプ
砂田喜昭 2013年9月1日更新  
「大空へ飛べ」
27年間の蓄積を全国に

北陸初

全国教育のうたごえ祭典inとやま・高岡市
「飛べないホタル」のステージ8月18日=高岡市民会館
 8月16日(金)〜18日(日)、「2013全国の教育うたごえ祭典inとやま・高岡市」を、高岡市「大空へ飛べ」実行委員会が主催して行われました。

 
 教育への思いを歌に乗せて

 祭典は参加者410人、観客600人の中で、大きな盛り上がりと感動の中で終わりました。
 16日の夜から、「とべないホタル」全曲のリハーサルを行い、地元「大空へ飛べ」メンバーを中心に「子どもの幸せと平和を願う合唱団」をはじめ、他県の「ホタル」合唱団と初めての合同練習を行いました。
 二日目、17日には、合唱発表会が行われ、13都府県21団体が、日頃の成果と教育への熱い思いを歌に乗せて、生き生きと発表しました。オリジナルの創作曲も多く、今伝えなければという、意気込みが感じられる発表会となりました。「大空」25年あまりの歴史を伝えるパネルディスカッションも、大変好評でした。
 夜は、大交流会。まずは、越中おわらの歌、演奏、そして踊り。すぐに、輪になって、みんなで踊りました。各団体の紹介が終わるやいなや、「大空へ飛べ」「ぞうれっしゃ」「青春」「笑顔がかさなれば」など、ダンスや手遊びの中で名実ともに、全国が一つになった夜でした。

 
 全国合同で
  合唱組曲「飛べないホタル」熱演


 三日目、大音楽祭では、地元「大空へ飛べ」の「人として」(梅原司平作)をオープニングに、高岡が生んだ「ドラえもん・忍者ハットリくんメドレー」「大空オリジナルダンスメドレー」など、「大空」らしさを前面に出した、ステージを第1部として行いました。第2部では、北陸のステージ「悪魔の飽食」合唱団(福井)、「あしたのきみに」合唱団(石川)、北陸合同(富山、福井、石川)の40人あまりのダンス曲3曲、野端和太鼓(富山)の各領域の音楽を堪能できる楽しく素晴らしい、ステージが行われました。
 そして、全国合同の「とべないホタル」。ホタル役の子どもたちの熱演を支える大合唱団は、この作品のテーマを出演者にも観客にも迫力をもって圧倒的な感動の中で伝えることが出来ました。
 4部では、全国の仲間と「あなたが夜明けを告げる子どもたち」「折り鶴」「キャッチミー」「ぼくたちの花を咲かせよう」を会場のみなさんと大合唱しました。

 
「この運動から育った子どもたちが成長し、
 先生達と一緒に運動をつくっている」

「飛べないホタル」作曲者が賞賛


 「感動、感動、感動です。本当にたくさんの元気をもらいました。ありがとう。」「障がいのある方々と、なんの不自然さもなく、むしろ障がいのある方々を中心に、ステージつくりがされていることに、オープニングの1曲目から涙がこぼれました。」という感想が、あちこちから寄せられ、実行委員会も大きな達成感の中で、終わることが出来ました。「祭典」主催者の議長、藤村記一郎さん(合唱組曲「とべないホタル」の作曲者)は、「うたごえ運動の原点が、そこにある、と多くの人が感じたと思う。最も、すばらしいと思ったことは、この運動の中から育った子どもたちが成長し、若者になって創始者の先生達と一緒に実行委員として運動をつくっていく一人になっていたことだった。」と、北陸で初めて開催された「教育のうたごえ祭典」の意義を大きく評価してくださいました。
 全国に例を見ない「大空へ飛べ」の27年間の蓄積を全国に知らせる大切な機会になりました。
 実行委員のわたしたちにとっても、大きな自信となった「祭典」でした。
                    (「大空へ飛べ」実行委員 谷口恭子)

 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る