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公共施設の在り方検討 中間報告
「6月議会全員協議会への報告から」
市民のご意見を寄せてください
総合会館、勤労青少年ホーム、
石動コミュニティセンターは再編統合
小矢部市の公共施設の在り方についての中間報告が、6月21日の市議会全員協議会で説明されました。副市長をトップに市役所の部課長で構成する検討委員会が、総合会館や石動コミュニティセンター、青少年ホームなどの統廃合など多岐にわたって検討しています。
市は今後「小矢部市行財政改革推進市民会議に関係者も参画して」(中間報告書)、検討を進め、一致できたものから具体化する方針です。砂田市議は「広く市民の意見を反映させるためにも、議会の意見も重視し反映させること」を求めました。
多くの市民が利用している施設であり、広く市民の間で議論し、議会を通じて反映させる必要があります。読者の皆さんからも積極的なご意見をお願いします。
市は公共施設の在り方を検討する背景として次の三点を挙げています。
@ 市の人口減少が進み、国立社会保障人口問題研究所の推計によれば2025年に27,151人。
A 施設の維持管理費(2011年に10億8325万5千円)が毎年2%ずつ増える。
B 日本建築学会「建築物の耐久計画に関する考え方」に基づいて、老朽化した施設の概算更新費用が今後40年間で590億円と推計した。その前提は築後30年で大規模改修、60年で建て替えとするものです。
施設利用料の見直し
津沢保育所の民営化も
市がいま検討している内容は次のとおりです。
@ 類似施設の現状と方向性
(T) 総合会館、勤労青少年ホーム、石動コミュニティセンターは再編統合の具体化を進める。その際整理すべき課題として、石動コミュニティセンターの地区公民館としての機能の維持、総合会館の耐震補強による改修経費と全面改築経費との比較、総合会館内の図書館スペースの不足の解消策、集約後廃止した施設の在り方などを挙げています。
(2) クロスランドおやべ、農村環境改善センター、総合保健福祉センターについては今回見直しをしない。
A 宿泊施設、サイクリングターミナルについては、民間への譲渡や宿泊部門廃止に向けた具体的な検討を進める。
B 保育所の民営化については、津沢保育所の大規模改修工事を今年度進めており、保護者等への民営化の説明を行い、理解を求めていく。
C 施設の利用料については、他市の類似施設の使用料などをもとに見直す。
D その他、市民活動サポートセンターについては、指定管理制度導入や近隣類似施設との再編統合などを将来の課題として研究する。その他の施設は、老朽度、財政状況などを考慮して計画的に改修、民営化等を検討する。
参考 3月議会
砂田市議の提案
公共建物の長寿命化を
名古屋市は80年の長寿命化計画
砂田市議 現に、市民が広く利用しているものは安易に統廃合、建て替えなどをすべきではない。欧米では築何百年の建物が生きている。名古屋市は80年の長寿命化を目標にしている。
総務部長 現在ある施設を良好な状態で管理し、少しでも長く利用することが重要だ。
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