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小矢部市の新年度予算案概要 その1
2013年度小矢部市予算案が発表されました。一般会計134億円、特別会計をあわせて210億円の予算規模で、昨年度より5億円増加します。
新年度予算の概要をお知らせします。
大谷小学校、東部小学校の耐震・大規模改修工事
全小中学校のトイレ洋式化も 今年度補正予算で
新年度予算とは別枠で、2012年度補正予算として大谷小学校(校舎・体育館)、東部小学校(校舎)の耐震・大規模改修工事をします。これは形式上は新年度予算とは別枠ですが3月議会に提案され、2013年度中に実施予定です。2011年9月議会での砂田市議の質問に教育長は「総合計画後期実施計画の策定の中で、2015年度までに終了できるかについて検討してまいりたい」と答えていましたが、大幅に早まわり、2013年度中にすべての学校、保育所、幼稚園の耐震補強は完了します。
また全小中学校のトイレを洋式に改修する予定です。
個人住宅の耐震ルーム、シェルターに補助
2012年3月、6月議会で砂田市議が取り上げていた個人住宅の耐震化促進のために、耐震ルーム(部屋単位の補強)に補助率1/2、上限30万円、耐震ベッド・シェルターに上限20万円で補助します。住宅全体の耐震化には多額の費用がかかり実施がたいへん遅れていますが、この制度を活用して地震発生時に生命を守るために少しでも安全な住宅にすることが望まれます。
道路照明灯をすべてLED化
自治会や市が設置している道路照明灯2600灯をすべてLED化します。今年11月以降に完成する予定で、自治会が負担している電気料、維持費用などが軽減されます。
2011年9月議会で砂田市議が求め、産業建設部次長は「老朽化したものについては順次LED化したい」と答えていましたが、今度は水銀灯を除くすべての道路照明灯をLED化します。
ペレットストーブを
市役所ロビーに
市役所庁舎ロビーに50万円でペレットストーブを設置し、木質ペレットの普及に努めます。
津沢保育所の
大規模改修
津沢保育所の大規模改修を5200万円かけて行います。
保育所の統廃合、民営化を検討してきた審議会は、民営化の対象に薮波保育所と津沢保育所をあげていました。昨年3月議会で民営化を迫られた桜井市長は、「タウンミーティングの際に、小矢部市には保育所が多いのではないかというご意見の一方、やはりすごい家族的な雰囲気もあるから、ぜひ存続をという声もあった。そういったことを総合的に判断したいので、いましばらくお時間をいただきたい」と答えていました。
市は保育所民営化を大規模改修が終わってからの検討課題としていましたので、それとの関連も懸念されます。
学童保育
小学6年生まで
放課後児童クラブ(学童保育)をいするぎ、おおたに第1・第2、つざわ、とうぶ、かんだの6クラブで実施し、3079万8千円を計上しています。またおおたにを拠点として土曜日に開設します。
新年度から対象学年をこれまでの小学3年生までだったものを、小学6年生までに拡大します。
石動青葉保育園で実施している学童保育にも補助をします。
小中学校図書館司書の配置時間延長
昨年市議会民生文教常任委員会は2011年度事業評価の中で、すべての小中学校に配置している学校図書館司書について改善を要求していましたが、図書館司書の勤務時間を1時間延長し、5時間勤務とします。しかし、スタディメイト(特別支援教育支援員)などの時間延長は見送られました。
発達障害児支援、
相談活動
発達障害児支援、放課後等デイサービス、相談支援の実施に1912万6千円計上します。
ことばの教室を総合保健福祉センターに開設し、臨床心理士も含め相談体制をつくるために493万3千円を予算化しました。
保育所運営事業のなかで軽度発達障害児対応保育士の加配を拡大します。現在7・5人のところ11人にするために、2038万円を計上しました。軽度発達障害児対応にかかる研修会経費として81万2千円をみています。
2011年12月議会で多田議員が「発達障害を抱える子が保育園児の1割にもなる」と質問したのを受けて、民生文教常任委員会は議会基本条例に基づいて2012年2月6日に専門家から意見を聞く参考人質疑を行い、5月6日には香川県丸亀市で先進地視察を行いました。これらの経験をふまえて砂田市議も昨年6月議会で、臨床心理士などとの連携や相談体制などのレベルアップを求めていました。
中学生を平和式典に
新年度も中学生を広島平和祈念式典に派遣します。
中学3年生まで
医療費無料
医療費助成事業として2億1227万8千円を計上し、ひきつづき中学3年生まで入院も通院も無料にします。
第3子誕生に
メルヘン米1俵
誕生・結婚お祝い事業に349万2千円をみています。第3子以降の出生に対し、メルヘン米1俵またはいなばメルヘン牛のお祝品を贈ることにします。
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