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砂田喜昭 2013年1月13日更新  
美術館新設の是非
芸術活動を支援できるかが判断基準
カナメは専門職員の雇用

2013年度予算 
共産党の要望提出

 日本共産党小矢部市委員会は年末の12月27日、桜井市長に新年度予算に関する要望書を提出しました(写真)。
2013年度予算についての要望書を桜井市長に提出した日本共産党小矢部市委員会のメンバーら(12月27日=中央が桜井市長、その右が砂田市議) そこでは「災害に強いまちづくりを」、「地球温暖化対策・エネルギー自給率向上めざし自然エネルギーの活用を」、「公共交通の活用を」、「福祉・子育て、教育の充実を」、「農業、中小企業育成を」、「平和・安心安全のまちづくりを」、「税金の無駄づかいをただす」など61項目を掲げています。
 その中で美術館(いわゆるアートハウス的施設)建設について次のように要望しました。

 美術館の新設については、芸術が子どもの創造性、批判的精神をはぐくみ人格形成に資する役割を十分に発揮できる施設とできるかどうか、また、高齢者の認知症軽減に果たす臨床美術を取り入れることができるかどうかを、建設の是非を判断する基準とし、市民の芸術活動を支援するようにしてください。その際重要なことは専門職員を雇用できるかどうかです。





 
アートハウス
 「いまは建設を是としたい」
      桜井市長が答弁



 12月議会ではアートハウス的施設について桜井市長から「いまは建設を是としたい」と初めて表明しました。創生会・尾山喜次議員の代表質問に答えたものです。その答弁の概要を紹介します。

桜井市長 いまは建設を是としたい。その理由を三つあげたい。
 (1) 寄付金さえ出せば何でもつくるのかという批判もあるがそうではない。市民のみなさんが等しく文化芸術環境を享受できるようにすることは市民生活の向上のために必要であり、その整備のために篤志家さんが申し出られたのであり、それをお断りするのはどうなのかという思いがある。
 (2) 市内の小中学校における美術の授業時間が以前に比べて極端に少なくなっている。美術、芸術の道を志そうという子どもたちには決してよくない環境である。高齢者にも芸術の拠点は必要であり、市芸術文化連盟の会員のみなさんからも議会から提案のあった臨床美術への積極的なご支援の約束も頂いているので、まさに市内のアートの拠点としての役割を果たしていけるものといまは思っている。
 (3) 建設場所がクロスランドおやべである。ここは前大家市長が心血を注いで整備された施設である。今年50周年でさまざまな事業をクロスランドで実施したが、出演されたみなさんが異口同音にたいへん素晴らしい施設だとおっしゃっていた。その意味ではクロスランドは芸術文化の拠点としてその名を高めたと思う。その地にアートハウスを整備すればさらに芸術文化の拠点としてグレードアップがはかれると確信した。近い将来、クロスランドにはミニSL、おもしろ自転車、アートハウスでのひとときなど、休日には子どもさんたちや家族連れ、高齢者の方たちの笑い声が絶えない施設になっていく。そんな未来を私自身が描いている。

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