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12月議会一般質問より(1)
学校図書館司書勤務時間の延長を
砂田市議 民生文教常任委員会で学校図書館についての事業評価をした。小矢部市はすべての小中学校に専任の司書職員を配置した。これは県内でも優れた施策で今後も拡充する必要がある。司書職員の常勤化により、子どもと接する時間を保証し、また教師とのコミュニケーションを十分に取れるように改善することが大切だ。
図書貸出冊数が多くなった
東部小学校 一人年間180冊
図書の貸出冊数は、東部小学校は一人年間180冊で一番多い。石動、津沢小学校では40冊ほどで、これでも月3冊以上でよく読まれているといえるが、飛び抜けて東部小学校は多い。学校規模が小さいと教育に支障があるという意見もあるが、小規模校ならではの子どもたちにゆきとどいた教育ができているのではないか。
また、司書の果たす役割、効果を市民に知らせる必要がある。民生文教常任委員会は昨年7月、学校図書館を活かした教育に取り組んでいる鶴岡市立朝暘(ちょうよう)第一小学校を視察した。そこでの、子どもの生活と学習を豊かにする図書館活用教育に学ぶことが大事だ。
桜井市長「新年度予算で検討する」
桜井市長 平成23年度から県内に先駆けて1校ごとに専任配置をした。子どもたちの読書への興味、意欲が向上し、貸出冊数の増加につながっているものと思う。富山県教育委員会の市内小中学校訪問の際にも教育委員長から高い評価をいただき、県内他市町村にも積極的に伝えて欲しいといわれている。
ただ、一日4時間という配置形態なので、子どもたちが支援を必要とする時間帯に司書が不在となる。また教師とのコミュニケーションをとれるような勤務時間の延長についても、校長会からも要望があり、新年度予算編成の中で検討を行っていきたい。
本市でも図書館を活用しやすいように工夫している。平成24年度には小中学校を連携した図書情報システムを構築し、図書活用のさらなる利便性を図った。今後ともしっかりと支援していきたい。
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