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学校図書館司書
勤務時間の拡充を
民生文教常任委員会の事業評価より
小矢部市議会は8月に、三常任委員会がそれぞれ2011年度事業について事業評価をしました。民生文教常任委員会(砂田喜昭委員長・当時)は8月9日にゴミ減量化や高齢者対策、学校図書館司書、学校でのスタディメイト事業について丸一日をかけて議論をしました。
民生文教常任委員会は学校図書館司書についてのとりまとめとして、今後も拡充する事が必要とし、次の2点の改善を求めました。
@図書館司書の勤務時間を拡充する必要がある。
A図書館司書を配置した事による効果を具体的に明らかにすること。
この審議経過の中で明らかになったことをお知らせします。
図書の貸出冊数
東部小学校は一人年間180冊で一番多い。石動、津沢小学校は40冊程度。
これについて教育次長は「東部小学校が何故多いのか、検証は定かでないが、1年生360冊、2年生330冊が一番多い、高学年5〜6年は、50〜90冊借りている。高学年になると本のボリュームが多く読むのに時間がかかるのではないか。何処の学校も低学年は沢山借りている。学校の先生も図書館司書も、1〜2年生の間に図書館に行かせて、本を借りる習慣をつけさせているのではないか。その取り組みについては何処の小学校も同じだが、東部小学校は、きめ細かにしているのではないか。子どもが少ないという利点なのではないか。」と述べました。
司書の賃金、勤務時間
校長会も時間増を要望
小矢部市はすべての小中学校に専任の司書職員を配置。1時間1000円で、一日4時間、年間200日雇用している。
委員からの意見をふまえて教育次長は「教育委員会は、教育センターで図書館司書研修会を開いている。昨年度から私も最初と最後に参加し、最初に予算の説明、懇談をし、最後に一年間とおしての要望を聞いた。『先生方が忙しすぎる、コミュニケーションがとれにくい』との相談も受けている。校長会からも時間数を増やしてほしい要望がある。勤務時間数を増やして、子ども達に接する時間を増やしてほしいということを、校長会から後押ししてもらい、頑張りたい。不登校の子ども、学校に来られない子どもも図書館になら来られる。全部女性で図書館司書の資格を持った人に優しく接してもらえるので、そこになら行ける。居場所の確保となる。」と述べました。
朝暘第一小学校の図書
館中心の教育に習って
山形県鶴岡市の朝暘第一小学校の図書館中心の教育を視察してはどうかとの提案が出され、教育次長は「見せてあげたい。朝暘第一小学校の話しをすると大谷小学校はすぐやった。効果は何時でてくるのか。評価はむずかしいが、良い効果が出てくる。」と述べました。
購入する図書の選定
図書館司書と図書担当の教諭で選定していることが報告されました。
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