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砂田喜昭 2012年7月15日更新  
地域経済活性化に役立つ
住宅リフォーム助成を
6月議会 砂田市議の一般質問

 砂田市議 住宅リフォーム助成が地域経済の活性化にも役立つことは、全国の先進地の事例が示しているところである。それらの先進地を調査した住宅リフォーム助成の目的、実績、経済波及効果などはどうだったか。
 
産業建設部次長 魚津市、黒部市は昨年度から、津幡町は今年度から、それぞれ2年間の時限措置で実施している。
 既存住宅の増改築、修繕、模様替えや、浴室・トイレ・台所の設備工事に要する費用の一部について、市内業者が工事を行う場合、その費用の一部を助成している(助成額などは表1参照)。
 昨年度の実績は、魚津市では申請件数540件で8億3500万円の対象工事に8500万円の補助金を交付。
 黒部市は354件、3億3900万円の工事に、1770万円の補助金を交付。
 高岡市では高齢者世帯や身体障害者世帯に耐震シェルター、耐震ベッドに、費用の20%で20万円を上限とした補助事業が、本年度から実施された。予算は102万9千円だが、今年5月末現在では申請ゼロ。

表1 先進自治体の住宅リフォーム助成

 
解説 補助金の10倍から20倍近い経済波及効果
 住宅リフォーム全般を対象とした魚津市や黒部市の場合、補助金交付額の10倍から20倍近い工事費がそれぞれの市内業者に発注され、地域経済活性化への波及効果が大きいことが証明されました。

市「耐震シェルター助成を検討したい」

 
砂田市議 経済効果があることがわかったので、小矢部市としても実施を。
 
産業建設部次長 富山県内の新築住宅着工数は前年度比6・3%増で、2年連続で伸びている。本市でも県平均を上回っている。
 本市が現在取り組んでいる政策課題に基づき重点的に取り組むリフォーム助成(耐震改修、省エネ住宅や介護支援、トイレの水洗化や小矢部産木材使用による林業振興など)を今後とも推進したい(表2参照)。
 今後、高齢者世帯や身体障害者世帯に対し、耐震シェルターや防災ベッドの助成を検討したい。

(表2) 小矢部市の主な住宅リフォーム助成と実績



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