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平和のうたごえを響かせ
カンタータ「悪魔の飽食」石川公演に参加して
上田由美子
金沢市の石川県立音楽堂で6月17日、「悪魔の飽食」全国縦断コンサートが行われました。このコンサートは1995年以来全国22の都道府県で公演し、今回で23回目となります。中国・韓国・ヨーロッパでも公演をしてきました。
旧日本軍731部隊の
生体実験を告発
この曲は作家の森村誠一氏が原詩・池辺晋一郎氏作曲で、中国での旧日本軍731部隊の生体実験を告発し、記憶を風化させずに平和を築くことを訴えています。
石川公演にあたり、合唱団は昨年10月から金沢で40回の練習を積み重ねてきました。富山県からも私を含め、4名が練習に参加してきました。
当日はオーケストラ・アンサンブル金沢と共演し、石川県から約100名の合唱団、全国から400名が加わり、500名で演奏を行いました。指揮は、池辺晋一郎氏です。
「君よ目を凝らしたまえ、目を背けてはならない。」「ケルンの石となり、永久(とわ)の平和を築こう。」というメッセージが満席の1500名余の人々に伝わり、大きな拍手が沸き起こりました。
富山県からも数十人の方が聴きにこられ、「感動した。」「勇気をもらった。」などの感想が寄せられています。合唱に参加した私たちは、これからも全国の合唱団と交流し、平和の歌を広めていきたいと思っています。
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