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砂田喜昭 2012年4月10日更新  
小矢部市
石動駅周辺整備の複数案
市民に意見を求める

駐車場、南改札口、南北自由通路、駅舎改築(橋上駅)など

 市は、石動駅周辺整備計画をつくるにあたって、石動駅に南改札口を設置するとか、橋上駅、南北自由通路などの計画案を示し、市民から意見を求めるパブリックコメントを実施します。これに関連して砂田市議は3月議会で3つの提案をしました。


砂田市議の3つの提案



@ 移動権を保障する
   総合交通体系を


 
砂田市議 鉄道を中心として総合交通体系をつくることが前提になければならない。交通基本法の根幹にすえるべきは移動権であり、すべての人が健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な移動権を保障されるようにしていくことが基本だ。その意味でも、市営バスとの接続、利便性確保が、高齢者の足を確保する上で重要だ。
 
民生部長 石動駅への移動、石動駅列車の発着に合わせたダイヤの設定に努めたい。

  富山・高岡・金沢での
   交通利便性確保を
  ゾーン運賃制も視野に


 
砂田市議 石動駅、鉄道を積極的に利用するためには、富山、高岡、金沢の交通機関との利便性を確保すること、運賃の面でも、乗り継ぎの面でも、利便性を確保することが大事だ。運賃の面ではゾーン運賃制も是非視野に入れて検討すべきだ。
 
企画室長 ゾーン運賃制は都市部に適しているが地方都市が導入するには低い輸送密度など採算性の面から問題がある。県は交通ICカードシステム導入を検討している。本システムが交通体系のアクセス向上につながるか情報収集に努めたい。

A 若者の要望重視を

 
砂田市議 市が行った市民満足度調査では、ほとんどすべての年代にわたって駐車場の整備を求めている(70%前後)。パークアンドライドには市民の合意がある。
 その中で注目されるのは20歳代、30歳代のこれからの小矢部市を担う若者たちの要望で、駐車場に次いで多いのが、南改札口が欲しいというものだ(グラフ参照)。若い層には、駅舎の改築や南北自由通路への期待は余り多くなく、それよりも、駐車場と南改札口を求める声が多い。この意見を大切にすべきだ。
実施して欲しい石動駅対策20,30歳代の要望
B 事業費を負担するのは市民

 
砂田市議 複数の計画案についてそれぞれの事業費総額を示し、それを負担するのが市民であることもはっきり言うべきだ。「国・県の補助金があるから市民負担が少ない」かのような間違った誘導の仕方は有害だ。国・県の補助金も元は税金だ。
 
産業建設部次長 複数の案について市民のみなさんに意見を広く求めていく。その中では概算事業費も示し、幅広い年代に意見を求めていく。その内容はこれから十分に吟味していく。議員指摘のように若い方、駅利用者から分野別に意見を求めていきたい。


 石動駅をバリアフリーに

 石動駅で金沢方面の電車に乗るときに跨線橋を階段で渡らねばならず、障害者は駅を利用できないとの苦情が砂田議員に寄せられました。また新日本婦人の会小矢部支部からは毎年、駅にエレベーター設置を要望しています。
 砂田議員は、予算特別委員会でこの問題を取り上げました。
 
産業建設部次長 将来的な石動駅周辺整備構想では、いずれの案でもエレベーターの設置を含めている。
それが実現するまでの対応では、車いすの方が利用される場合、1ヵ月前の10時から2日前まで石動駅へ電話で申し出て頂ければ、4人で車いすを運ぶ体制をとることにしている。

 駅南駐車場用地 市が購入へ
              
朝日化工敷地

 石動駅南にある朝日化工の用地を、小矢部市は駐車場用地として購入します。現在の敷地面積は7349.51uで、2億9560万円で購入予定です(坪単価13万2727円)。現在、駅南土地区画整理事業をしていることから、換地後は減歩されて5798uになります。
 朝日化工は下後亟地内にある大和トランスポートの「なでしこ倉庫」敷地へ移転する予定で、関係町内会から受け入れの方向での了承を得たとのことです。今後詳細について協議し、操業前までには公害防止協定を結ぶことになります。


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