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砂田喜昭 2011年12月14日更新  
第30回小矢部市学校教育研究大会
市議会民生文教常任委員長としてあいさつ


 2月14日に開かれた第30回小矢部市学校教育研究大会で、議長が公務で出席できなかったため、私が代わって挨拶に立ちました。
 その内容を掲載します。


 みなさん、ごくろうさまです。小矢部市学校教育研究大会が30回目を迎えられました。ことしは市制50周年の年でもあり、記念すべき大会として成功されることを願っています。

 また、今年は
日本国憲法が施行されてから65年という、その意味でも記念すべき年に開かれています。いうまでもなく憲法は戦前の戦争に対する深い反省からつくられました。その前文で「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることの無いようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言」しています。
 主権者国民をどう育てるか、教育が大事です。戦前、軍国主義を支える人間をつくった反省から、戦後、
教育基本法がつくられました。教育は、人格の完成をめざし、平和な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身共に健康な国民の育成を期して行うこととなりました。
 本日の学校教育研究大会がこのような精神を生かすものとして立派な成果を上げられることを期待します。

 小矢部市議会としてはそのような先生方の努力を応援する立場から、三つの取り組みを紹介したいと思います。
 一つは、
少人数学級の拡充です。みなさん方も、たいへん多忙な中で苦労していらっしゃると思いますが、国連も日本の教育が過度に競争的であることから、児童が発達障害にさらされているとして、2度も改めるよう勧告をしています。この改善には、一つは少人数学級が大切だと考えているところです。この立場から、小矢部市では小学1年生の30人を超えるクラスに、市独自で補助の先生を付けました。県内では小矢部市だけだろうと思います。また現在、耐震改築中の石動小学校についても、近い将来全学年で少人数学級が実現しても対応できるような設計としました。

 二つ目は、
図書館活用教育を重視し、全校に図書館司書を配置しました。昨年市議会民生文教常任委員会はこの問題で山形県鶴岡市の朝暘第一小学校を視察しました。自分らしい個性的な感想を綴れるような読書指導をしていることに感心してきましたが、そのようなことができるよう、市に対して司書職員の常勤化などさらに改善を働きかけているところです。

 三つ目は、先日民生文教常任委員会で「
発達障害」について民間の専門家の意見を伺う参考人質疑を初めて実施しました。「発達障害、ちょっと気になる子」への対処を社会全体の課題とすることが大切だと学びました。この問題でも学校の先生方が、保育所や幼稚園の先生方としっかり手を携えて進めていただけるように、行政として努力したいと考えています。苦労されている先生方や辛い思いをしている親御さんの思いを受け止められるようにしていきたいものと思っています。
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 私たち市議会は、教育現場のご意見、ご要望をしっかり受け止めて、改善できるところからどんどん改革を進めていきたいと考えていることを申し述べまして、本日の学校教育研究大会への激励の御挨拶と致します。ありがとうございました。

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