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原子力防災対策
砂田市議の一般質問より
12月議会
志賀原発と
安全協定締結を
砂田市議 北陸電力に志賀原発の安全協定締結を求めるべきではないか。その内容は、@事故時の情報を迅速に、A再稼働に反対し、事前に市の同意を求めること、Bプルサーマル計画を実施させないこと。
総務部長 富山県は北陸電力との原子力安全協定を結ぶことになるが、小矢部市は30キロ範囲内に含まれないことから困難である。適切な情報提供を要望したい。運転再開についてはしっかりとした安全対策を講じることについて、県を通じて求めるが、同意については原子力防災を重点的に実施する範囲に入っていないことから困難である。プルサーマル計画については国の政策を見守りたい。
スピーディ(SPEEDI)の
シミュレーションを
砂田市議 志賀原発から事故時に放射性物質がどのように拡散するか予測するシステムにスピーディ(※注)がある。現在実施されているシミュレーションは、石川県内の一部しか対象となっていない。富山県内までの拡散予測図、少なくとも50キロメートル四方の予測図で、風速20メートル、北北西ないし北西の風の場合もシミュレーションする必要があるのではないか。
原発事故時に、甲状腺ガンを引き起こす放射性ヨウ素が飛んでくる前に、安定ヨウ素剤を服用して甲状腺をヨウ素で十分満たしておけば、例え放射性ヨウ素を吸い込んでも体外へ排出されるので、危険を避けることができる。そのためにもこの拡散予想図が必要だ。
総務部長 県と国との協議が整えば、実施可能とのことであり、今後拡散予測図の必要性について検討し、なんのために必要かを明らかにし、県へ要望していきたい。
安定ヨウ素剤を学校・保育所に
砂田市議 事前に幼稚園、保育所、小中学校、高校に安定ヨウ素剤を配備しておけないか。石川県羽咋市では1992年から独自に購入し、1997年から学校・保育所で備蓄している。また家庭配置薬での配備も検討できないか。
総務部長 国、県の指針が示された後、市地域防災計画の見直しの中で検討したい。さっそく羽咋市には確認したい。
学校給食の放射能検査を
砂田市議 学校給食に納入されている食品をチェックする放射能検査体制はどうなっているのか。
教育次長 県外産については納入業者から検査機関の検査済み証を添付させているが、富山県産までもチェックするとなると県や他の関係機関と協議させて欲しい。
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