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暮らしそっちのけ
海外進出大企業ばかり応援
石井県政
火爪県議の講演と懇談のつどい開く
みんなの会小矢部
火爪弘子県議が11月20日、小矢部市総合会館で「石井県政について考える」と題して講演し、市民と懇談しました。みんなの会小矢部(明るい富山県政をみんなでつくる小矢部の会・代表堀内喜亨氏)が第12回総会を記念して招いたものです。
火爪県議は、石井県政が、県民のくらしそっちのけで、海外進出大企業ばかり応援する政治をやっていると、次の具体例をあげて告発しました。
(1) 産業政策では、「グローバル競争を勝ち抜く」と輸出大企業支援で、県民の暮らしや中小企業、農業を軽視している。
(2) 「TPP反対」、「原発をなくせ」と決して言わない。総務省の幹部出身だけあって、住民・地方自治体よりも国の官僚のトップそのものの考えで県政をすすめている。
(3) 「カット、カットの石井知事」と保守の県議からも揶揄されたように、教育、福祉、公務員の人員削減をどんどんやって、県の予算に占める福祉予算の割合順位が全国43位に、教育費が38位になるなど、軒並み下がっているが、その一方、県の借金は1兆円を超えて増え続けている。新湊大橋のような無駄な公共事業に税金をつぎ込んでいるからだ。
(4) 教育政策でも、大阪の橋下前知事と同じように、教育内容に知事が政治介入する仕組みをつくり、エリートの養成のみに力を入れている。小学1年生、2年生の35人学級は中沖前知事の時代に実現できたことで、石井知事になってからは少人数学級にはきわめて消極的だ。
教師の報告
子どもから元気をもらう
現場の教師から、「子どもの成長を節々で確認できることで、教師として楽しく生きがいになっているし、子どもたちから元気をもらっている」と生き生きと語られました。その一方、学校現場での困難もリアルに訴えられました。臨時の先生ばかり増え、子どもたちがたまにしか来ない先生の顔も覚えられないとか、担任の教師も臨時の先生との打ち合わせに時間をとられること、研修や報告書づくりで子どもに向き合う時間が削られることなど、具体的に語られ、参加者から驚きの声があがっていました。
親とともに子どもの成長を喜べる環境整備を
参加者たちから、親とともに子どもの成長を喜び合えるような教育環境の重要性などが語られ、少人数学級の実現が鍵であること、県政を変えていくことが大事だと、話し合いました。
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