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9月議会
下水道計画
散居村では浄化槽主体に
砂田市議 先日砺波市で開かれた浄化槽シンポジウムで紹介されたが、小矢部市の下水道の経費を、使用料金で約4分の1しか回収できていない。これでは使用料金で経費をまかなうようにするには、料金を4倍に値上げしなければならなくなる恐れがある。
赤字を税金で穴埋め
これを小矢部市はどのようにしてしのいでいるのか、2010年度決算によれば、下水道事業特別会計で、赤字を埋めるために一般会計から7億円も投入している。
下水道の借金返済に11億7千万円、このうち利息だけで3億1千万円だ。しかも、この借金を返すために、3億5千万円も新たに資本費平準化債という名前の借金をしている。
浄化槽シンポジウムの
開催を
このまま漫然と、公共下水道方式を続けていて良いとは、とてもいえない。散居村では浄化槽主体の下水道計画に、早急に見直すべきだ。先日砺波市で開かれたようなシンポジウムを誘致し、市民とともにこの問題を考える機会を作るべきではないか。
産業建設部次長 今後開催の機会があれば主催者(富山県浄化槽協会)側と協議したい。
公契約条例
入札・契約制度の改善を
砂田市議 ダンピング競争を防ぎ、下請けや労働者の正当な賃金、労働条件を確保するために、改めて公契約条例の制定を求めたい。それまでにも、入札・契約制度の改善、とくに高岡市が9月から実施する適正な労働条件確保の履行確認(労務者の確保計画と完了時に労務者確保の実績報告書提出)をしてはどうか。
労働条件の確認
「どのように行うのか、
調査したい」 高畠副市長
高畠副市長 平成13年度から現在までに低入札価格基準を下回る入札は41件。近年も年平均3回程度、低入札価格調査委員会で発注内容に適合した履行ができるかを判断し、契約した。これまで適正に行わなかった工事はない。
国等の通達で、本年6月から現場管理費の積算を改善し、低入札価格基準を見直した。適正な労働条件の確認をどのように行うのか、県、他市の状況を調査し、適切に対応したい。(市はさっそく10月から、低入札価格基準を下回った場合、労働条件の確認をすることにした。決算特別委員会で砂田委員への答弁)
学校図書館
専任の司書教諭の配置と
司書職員の常勤化を
砂田市議 山形県鶴岡市の朝暘第一小学校の学校図書館を、民生文教常任委員会で視察してきた。そこで教訓的だったのは、専任の司書教諭を配置し図書館活用した授業を担任の先生と協力して実施していたこと、専任の司書職員が常勤で、子どもが学校にいる間ずっと勤務していたことだ。
日光教育長 司書教諭は石動小学校、大谷小学校と、国基準を上回って石動中学校、大谷中学校に、兼務ではあるが4名を配置している。県内には専任の司書教諭が配置されていないから、現在のところ困難と考えている。
今年度、非常勤で専任の司書職員をすべての小中学校に配置したばかりであり、この効果を見きわめていきたい。
一般質問 101回目
砂田喜昭
私の一般質問は9月議会で101回を数えました。1986年9月議会での初質問は、松本市長に対してでした。
初質問で思い出深いのは、出勤時間に間に合うように早朝除雪体制の実現を求めたことでした。それまで小矢部市は日の出後でないと除雪車の出動指令を出していませんでした。私は富山県の場合、除雪業者に夜間割増料金で契約していることを調べて質問し、この質問をコピーして市内のすべての土木業者に配りました。その年の12月議会では大家市長に代わっていましたが、私の提案が実り、新雪15センチで除雪車を早朝から出すことになりました。
それから25年が経ちました。私が一般質問で心がけていることは、選挙公約の実現、市政を一歩でも前へ動かすことです。この初心を忘れず、頑張ります。
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