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    砂田喜昭 2011年10月21日更新  
    原発対話 賛否こもごも
    共産党が署名活動


     10月2日の日曜日をはさんで数日間、日本共産党小矢部市委員会では「原発からの撤退」を求める署名を訴えつつ、原発問題で市民との対話を重ねました。
     「原発は、化石燃料を燃やして2酸化炭素の排出するのと同じように、自然破壊だ。今のような『便利ならいい』の生活も改革しなければ。」
     「原発は、脇に爆弾を抱えているようなもの。」
     こう言って従業員やお客さんに署名をすすめてくれる主婦や、お店もありました。
     「子どもも書いていいのですか」と尋ね、家族みんなに署名簿を回し、「でも産業用には原発や火力のように、安定した質の良い電力も大切ですね。10年やそこらで、自然エネルギーからそれを調達できるのでしょうか」と心配するお母さんもありました。
     「原発はダメなことは分かっているが、署名をしても無くなるものじゃない」、
     「原発は無いに越したことはないが、それに代わる電力が得られる確信が無い」、
     「家族に北電関係者がいる」などの理由で署名を断る方もありました。

     9月7日に読売新聞が「展望なき『脱原発』と決別を、再稼動で電力不足の解消を急げ」と社説を出したり、24日には野田総理が国連で「日本は原発の安全性を世界最高水準に高める」と演説したりしました。
     市民が原発について自分たちの暮らしとどのようにかかわっているのか、真剣に考えていることが察せられました。

    事実を伝えつつ、
    対話の輪を広めたい


     日本共産党小矢部市委員会では、原発稼働によって生じる莫大な量の放射性廃棄物(死の灰)を長く安全に閉じ込めておく技術が存在しないこと、日本が世界有数の地震・津波国であること、日本には原発の40倍もの豊かな自然エネルギーがあることなどの事実を伝えつつ、引き続いてエネルギー問題についての国民対話に参加してゆきたい、と考えています。

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