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市の防災計画見直し
液状化対策の重視を
6月議会質問より(2)
砂田市議 市の防災計画の見直しのスケジュールは
桜井市長 EPZ(原子力災害の防災対策を重点的に充実すべき区域)の見直しが大きなものとなることから、国、県の防災計画の見直しを参考に、できるだけ早く見直したい。
液状化危険予想区域の設定を
木舟城沈下の歴史からも重要
砂田市議 小矢部市の震災対策にあたっては、過去に天正の大地震で木舟城が沈んだ例があることからも地震による液状化対策が重要な課題のひとつだ。市の防災計画では液状化危険予想区域を指定することになっているが、いまだに指定されていない。その区域を指定し、そこに住宅を建てる場合には、建築確認申請の段階でその対策を求め、市の施設についても液状化に対応することとしているが、肝心の区域指定が無いのでは、話にならない。いつまでに指定するのか。
桜井市長 市内には点在するボウリングデータがあるので、なるべく早い時期に液状化マップをつくりたい。県の液状化マップでは小矢部市役所や小矢部川周辺が指定されているが、液状化は砂の層で発生する現象であり、市内には砂質層があまり分布していないので、もう少し細かく分析する必要があるだろう。
個人住宅の液状化対策指針を
砂田市議 個人住宅の液状化対策指針をまとめること。
桜井市長 対策工法もいろいろある。どういう方法がよいのか、それも含めて防災計画で示したい。
上下水道の液状化対策
砂田市議 上下水道管や公共施設の液状化対策を、年次計画を立てて実行すること。
産業建設部次長 水道施設の基幹幹路の送水管、配水管で耐震適合性があるのは15・8%であり、国の補助制度を活用し順次すすめたい。下水道施設は、平成7年の阪神大震災以後はマンホールと下水道管の接合部に振動などのずれを吸収する可撓(かとう)継手に、平成17年以後、管の周りの埋め戻しは山砂から砕石に代えている。その以前のものは財政状況を見通しながら老朽化対策の改築時に検討したい。
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