バナー2011年4月10日号本文へジャンプ
砂田喜昭 2011年4月11日更新  
石動駅の橋上化を検討

 駅の南北を自由通路でつなぐ


 石動駅の南北を自由通路でつなぎ、駅舎を線路の上に新設する橋上駅とすることが検討されています。
 その案が3月議会に示されました。2014年の新幹線開業までこれらの案について市民のみなさんと話し合っていき、第三セクター鉄道会社との協議を経て一つに絞り込みたいとしています。その案の概要について、お知らせします。

石動駅周辺整備4案

A案  橋上駅舎・南北自由通路・格納庫移設・20億円

B案 橋上駅舎・南北自由通路・格納庫在置・14億円

C案 南北自由通路のみ・格納庫移設・11億円

D案 現駅舎・跨線橋を延長し南改札口設置・6億円
(図はB案とC案。他は略)

駅の橋上化 A、B案

 駅を橋上化した実例は砺波駅にある。
 改札口が線路の上にあり、階段でホームへ下りる。砺波駅には、そこにエレベーターがないが、石動駅の橋上化ではエレベーターを設置する案を検討している。
 エレベーターは1基5千万円程度と見積もる。

南北自由通路 A、B、C案

 南北自由通路は線路の上を通る歩道で、自由に行き来できる。通路の北口、南口にはエレベーターを設置する案となっている。
 砺波駅では南北自由通路だけを利用する人は余り多くない。
 石動駅の場合、駅南に車を停めて南北自由通路を歩いて駅前商店街へ買い物に行く人はほとんど期待できない。すでに石動商店街は片側交互駐車となっているので、車で直接乗り付けた方がはるかに便利だからである。
 自由通路の必要性については、大いに議論することが大事だと思われる。

南改札口設置案 D案

 南改札口を設置する案は、改札口の設置に伴い、人件費などで年間1千万円程度を市が負担しなければならなくなる。
 しかしこれは10年間で1億円程度であり、50年かけても5億円で、かなり効率的といえる。
 この案は跨線橋を南側まで延ばし、跨線橋からホームへはエレベーターも設置する。

格納庫移設案 A、C、D案

 マルタイという線路の路盤を補修する車両を収容しておく格納庫が現在、線路の南西方面、綾子の駐車場付近にある。
 これを線路の北側、自転車置き場の東側に移設する案を検討している。そのことによって線路の南側の敷地が不要となり、将来市として利用する価値が出てくるという。

 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る