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企業誘致
「大企業より地元に根付く企業を」 小矢部市
フロンティアパーク
雇用は50名程度
市議会まちづくり特別委員会が15日に開かれ、小矢部フロンティアパーク(工業団地)は12・7ヘクタール(21区画)のうち8・46ヘクタール(11区画)が8社に分譲されていると報告されました。
しかし、経済情勢の悪化もあり、1社は撤退、1社は休止、1社は経営再建に向け一部稼働という状況であり、雇用もピーク時には70名ほどだったものが、年度初めで50名程度に減っているとのことです。
企業立地推進課長は「大企業よりも、地元に長く根付く企業の誘致に力を入れていきたい」と述べて、注目されました。全国的に見ても大企業は経済情勢によって簡単に撤退して地域経済に悪影響を与える例が後を絶ちませんので、小矢部市の姿勢は大事なことです。
福祉施設での雇用拡大も視野に
砂田市議
委員会で砂田市議は、「企業誘致による雇用はあまりすすんでいないようだが、最近グループホームなど福祉施設の開設が相次いでいるが、それによる雇用はどれほどなのか、把握してはどうか」と質問しました。雇用拡大は企業誘致ばかりではなく、福祉・教育の充実でも図ることができます。そこにも目を向けた雇用対策が重要ではないでしょうか。
企業誘致 太陽光発電に支援
企業が立地用地選定に際して重視することは各種調査によると、用地価格、既存工場との近接、交通条件、市場との近接性・原材料の入手の便などが主で、地方自治体の優遇制度などの支援はそれほど重視されていないことがわかりました。
小矢部市の企業誘致支援制度は、県とタイアップしていくつかありますが、環境整備補助制度において太陽光発電など自然エネルギーを活用するものに5百万円を限度に整備費の25%を助成します。太陽光発電を対象にしているのは県内で小矢部市だけです。
既存企業
ISO取得、見本市出店に補助
市内企業に対する支援として、今年4月より、ISO(工業分野の国際規格)認定の取得に要する経費の1/2、50万円を限度に補助します。また、販路拡大のため市外で開催される見本市への出展経費の1/2,限度額30万円を補助します。これには4月より2件の申請があったそうです。
空き地、空工場活用
手作りパンフでPR
企業誘致活動で注目されるのは、市内の遊休地、空き地、空き工場を紹介する手作りパンフレットでPRに努めていることです。最近の傾向として企業が立地を決定したら1年以内の操業を希望するようで、農地転用など開発にかかる手続きに要する期間を短縮できるため、空き地、空き工場にも目が向くようです。
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