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砂田喜昭 2010年8月29日更新  
30人学級はみんなの願い
お金の心配なく学べる学校に
「すべての子どもたちに行き届いた教育を求める」全国署名 富山県スタート集会

 「ゆきとどいた教育を進める富山の会」は8月21日、30人以下の学級編成を求めるなど「すべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める」全国署名を今年もしっかり取り組もうと、富山県スタート集会を開きました。
 会場となった富山県教育会館には「みんなの会小矢部」代表も、富山、高岡の市教組、県高教組、コープとやま、新婦人富山県本部などの代表とともに参加しました。

 
 高校授業料 無料に

 集会では、
 (1)長年の運動が実って、公立高校の授業料が無料となり、本格的な無償教育への重要な一歩が踏み出されたが、高額の学校納付金(平均で、公立35万7千円、私立78万2千円)のほんの一部・11万8千8百円が無償化されたに過ぎません。また、県内の就学援助を受けた子どもは6509人、高校の授業料減免者は1686人と過去のどの年よりも大幅な増加となっています。

少人数学級へ
    動き広がる


 (2)少人数学級がすべての都道府県に広がり、国も学級編成基準の見直し・教職員の定数改善に向けて動きだしていますが、このほどまとめられた中教審の少人数学級の「提言」が実施される保証はまだありません。高校を一律改善の対象から外すなど、不十分な内容でもあります。
 また学校現場には、人件費の抑制のもとで、身分が不安定で低賃金の非正規教職員が多数配置されています。

署名を12月県議会へ

 (3)運動の広がりが世論をつくり、国政を動かしてきているということ。11月末までの3ヶ月あまり、県内各地の運動を大きく前進させて署名に結集し、12月県議会に提出しましょう。
などを確認しました。

 集会のあと、JR富山駅前で、「学校 納付金を無償に」の要求を含む新しい署名簿で10数名が署名活動を行ないました。「40人学級では、正しい答えを教えられても、なぜそうなるのかを伝えるのが難しい」などと具体的に訴えると、中・高生や子ども連れのお母さんなどが署名に応じ、30分あまりで90筆を集約できました。

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