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砂田喜昭 2010年7月24日更新  
砂田市議に聞く
共産党議員の果たした役割

 市議選が8月1日告示、8日投票で行われます。市議会で唯一野党としてがんばっている共産党議員の役割について、砂田喜昭市議に聞きました。

 憲法を国づくり・まちづくりの基本に

 編集部 砂田さんが無所属で出るとの噂がありますが、本当ですか。
 砂田 そんなことはありません。政治家の立場がブレたら、主権者である国民の信頼を失ってしまうことは、参院選での民主党の大敗でも証明済みです。
 私が属している日本共産党は、党の綱領で「主権在民」「基本的人権の尊重」「男女平等」「三権分立」など日本国憲法の諸原則を、ずっと将来にわたって国づくりの基本とすると、はっきりさせています。この点で、旧ソ連や北朝鮮などとはまるっきり違います。日本共産党は彼らからの干渉をはねのけ「自主独立」をつらぬいた政党としては、世界でも、日本の政党の中でも唯一の党として、有名です。
 市議会の中でも、「市民が主人公」を生かす議会改革に努力してきました。市民の委員会傍聴を可能にし、「議会だより」に議員名を明記、誰がどんな質問をしたかわかるように改善させました。民主社会では当たり前のこんなことも、自民党・保守系議員からの抵抗があったため、共産党が市民に訴え世論を盛り上げて、改めさせたのです。

 市民との協働で要求実現

 編集部 憲法を実生活に生かす努力をしてきたということですね。ところで、議会で共産党議員は一人で少数派ですが、それでも水道料金値下げや子ども医療費無料化、国保税の引き下げ、少人数学級の実現など、数多くの市民要望を実現できるのは、なぜですか。
 砂田 「市民が主人公」「主権在民」をモットーに、議会活動に取り組んでいるからではないでしょうか。水道料金値下げでは市民のみなさんと協力して署名運動を繰り返しました。「明るい小矢部」を発行し、市政の現状と問題点を市民のみなさんに知らせ、世論を盛り上げる努力をしてきました。これが政治を動かす一番の力になります。世論の盛り上がりによって、他党の議員も同じ主張をするようになりました。私はこれを歓迎し、できるだけ協働するようにしてきました。
 ここにも他党派との協働を追求する日本共産党らしさがあると思っています。日本共産党綱領は、他党派が国会での単独過半数をめざしたいとしているのとは違い、基本政策で一致する政党や各団体と協働した連合政権、統一戦線政府をめざしています。

 市借金削減に建設的提案

 編集部 小矢部市の借金を減らしたのは、砂田さんの提案がきっかけだそうですね。
 砂田 はい、12年前には150億円あった借金を、今では30億円減らすことができました。私は12年前、@クロスランドタワーのような無駄な公共事業をするな、A毎年の借金額は元金返済額の範囲内に抑えよ、Bそのためには、必要な公共事業でも2年3年に分割して実施せよと提案しました。市は、はじめ「そんな約束はできない」と言っていたのですが、今では、市の財政運営の基本になりました。

 税金の無駄づかいを正す

 編集部 共産党議員に期待するものとして、チェック機能を上げる人が多いですね。
 砂田 それは重要です。市長と議員は、直接市民から選ばれており、強力な市長権限をチェックするのが議会の本来の役割の一つです。それが十分果たされていないことから、共産党に期待されるのでしょう。私は無駄な公共事業や用地購入に反対し、議員の海外視察の中止や市長交際費の透明化と節約、庁用車の削減と軽四化などをすすめてきました。ひきつづき、税金の使い方をしっかり監視していきます。

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