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砂田喜昭 2010年7月11日更新  
ゴミ減量化対策の促進と、
高岡広域圏ゴミ焼却施設の規模と内容の見直しを

6月議会一般質問

 砂田市議は6月議会で、高岡クリーン工場(ゴミ焼却施設)で燃やしているゴミの種類の分析結果を示し、「分別を徹底すればもっとゴミを減らせるのではないか」と、質問しました。


ゴミの種類から見ると
もっと再利用、減量可能ではないか


 分析結果からわかるのは、水分を蒸発させた乾燥ゴミのうち、紙・布類が高岡市全体でも、小矢部市でも半分以上を占めていることです。ビニール、合成樹脂、皮革類や、木、竹、わら類も、高岡市全体で35.5%、小矢部市で18.2%を占め、これらを合計すると高岡市全体で90%、小矢部市で76%を占めています(表参照)。砂田市議は「これらの分別を徹底し、再利用すれば、ゴミ量をもっと減らせるのではないか」と、問題を投げかけました。
高岡と小矢部市のゴミの内容比較
事業系ゴミも分別を

 事業系ゴミは現在、分別しないまま出されています。砂田市議は「この分別を徹底することでゴミ量を減らすこともできるはずだ」と指摘しました。2008年度の小矢部市の燃えるゴミ量6220トンのうち事業系ゴミは1857トン、3割を占めています。

ゴミ焼却施設の規模、見直しを

 砂田市議はゴミを減量すれば、新しくつくる高岡広域圏ゴミ焼却施設の規模をもっと縮小できるはずだと迫りました。
 高岡広域圏は現在、1日270トンのゴミを燃やす施設を、160億円で建設する計画です。計画をつくった時点のゴミ量は2006年度のものでしたが、2008年度に実際に焼却したゴミ量は計画時点のゴミ量の85%に減っています。それなら一日230トンの焼却施設で間に合うのではないでしょうか。分別を徹底すれば、さらに規模を縮小できるはずです。

減量化に努力したい 民生部長

 民生部長は「市民のご理解によりゴミの減量化をしてきた。平成20年度には、ゴミ収集量は平成14年度に比べ10%、約70トン削減した。さらなる減量化を図るため、「もう一絞り運動」を呼びかけたい。同様に、高岡市や氷見市に対してもゴミ減量化を呼びかけ、施設の計画、焼却量の削減を図り、経費の軽減に結びつければと考えている。事業系ゴミの分別については事業者にご理解をいただけるように、今後働きかけていきたい。」と答えました。

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