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砂田喜昭 2010年4月27日更新  
テレビ受信障害共聴施設の地デジ対応は
3月予算特別委員会

 テレビの地デジ化に伴い、受信障害共聴施設の対応が遅れています。この問題で相談を受けた砂田市議は3月議会予算特別委員会で、市の対応をただしました。


テレビ受信障害共聴施設とは


 ビルやクロスランドタワーなどの建築物の影響で、地上アナログテレビの受信障害が発生した場合に、原因となる建築物の所有者が受信障害対策共聴施設を設置してきました。原因者がテレビ電波をきれいに受信できるところにアンテナを立てて、障害を受けた家庭へ有線ケーブルで配信していました。このため各家庭にあったテレビアンテナを撤去してしまった人もいます。
 2011年7月から地上アナログテレビ放送が終了し、デジタル放送へ完全に移行します。受信障害対策共聴施設でテレビを見ていた家庭は、デジタルテレビに買い換えた(あるいは、デジタルチューナーを取り付けた)だけではテレビ放送を見ることができなくなります。新たにアンテナを立てるかケーブルテレビに加入しなければなりません。
 もう一つの解決方法は、現在の共聴施設をデジタル放送に対応する共聴施設に改修することです。そのためには受信障害を起こした原因者が費用を負担しなければなりません。しかし、デジタル放送では電波障害が発生しにくいため、原因者が共聴施設の改修に積極的ではありません。

原因者に地デジ対応の働きかけを

砂田市議
 クロスランドの電波障害に対する地デジ対応はどうなっているのか。
担当課長 クロスランドでは、地デジ化に伴う調査をした結果、デジタル放送では受信障害は出ない。
砂田市議 他地区でもビル影による電波障害で共聴施設を設置した。それでアンテナをはずしてしまった人はどうするのか。
担当課長 電波障害があったから共聴施設をつくった。デジタル放送で障害がなくなったら、それ以降の対応は、受信者側と旧原因者との話し合いによるものだ。「広報おやべ」3月号で受信障害共聴施設のデジタル対応助成制度を知らせている。
砂田市議 市報で知らせただけで済まない。小矢部市として原因者に地デジ対応の働きかけぐらいすべきでないか。

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