バナー2010年3月14日号本文へジャンプ
砂田喜昭 2010年3月14日更新  
エネルギーの地産地消めざした市の計画づくりを
3月議会一般質問より



 砂田喜昭市議は3月8日、市議会本会議で「エネルギーの地産地消をめざし、そのための市の計画『バイオマスタウン構想』『新エネルギービジョン』の策定を」と一般質問しました。桜井市長は「早急に、できれば年度内に庁内の研究グループを立ち上げ、いずれ予算化したい」と答えました。


 市民から高い評価
 市の地球温暖化対策


 
砂田市議  市民満足度調査で、地球温暖化対策が高く評価された。その要因は何だと考えているのか。
 
桜井市長  小矢部市では地球温暖化防止対策として、平成19年度から高効率給湯器設置補助事業、平成21年度から遮熱性塗装設置補助事業、生ゴミ処理機設置補助事業、平成22年度から太陽光発電設置補助事業を予算計上した。「太陽光発電は、885件、最大電力で803キロワット、エコキュートは397件、エコジョーズは10件。LED照明は庁舎1階フロアに設置、街路灯は2カ所。ペレットストーブは石動小学校に1基設置。」
 これらが市民に評価されたものと思う。

未活用資源と
新エネルギー需要の調査を


砂田市議
  バイオマスタウン構想策定に取りかかるため、未活用資源の量、需要量の把握の調査を進めること。この調査に国の補助制度も活用できる。
 また、市が関係する施設(例えば市役所庁舎、総合保健福祉センター、ケアハウス、クロスランドホテル、各福祉施設など)のボイラー、暖房設備の更新時期はいつ頃か。更新の際には、新エネルギー(例えば木質ペレット)の導入を考えるべきではないか。行政のレベルで、どれだけ新エネルギーの需要が見込めるのかを明らかにすることで、新エネルギー製造への民間事業者の意欲を引き出すことにもつながる。

庁内で早急に研究・調査したい

桜井市長
  早急にこの調査・研究を行うための庁内での研究グループを立ち上げ、研究したい。市の公共施設のボイラー等更新時期に新エネルギーの導入についても研究項目としたい。

民間事業者を含む研究会を

砂田市議
  民間業者を含む新エネルギー協議会のような組織化の準備を進めること。民間の知恵と力を結集するために、まず研究会のようなものを立ち上げてはどうか。
桜井市長  新エネルギーを活用するには、市民、農業関係者、林業関係者、流通関係業者など民間業者との連携が大変重要。庁内の研究会を踏まえ、いろいろな新エネルギーの素材等について調査を行い、民間活力を利用した新エネルギーの活用方法についても研究したい。

「構想」「ビジョン」の策定を

砂田市議
 市が「バイオマスタウン構想」、「新エネルギービジョン」を策定すると、民間事業者への国の補助も得やすくなる。市はエネルギーの地産地消をめざして提言、調整の役割を果たすことが大切だ。
桜井市長 「構想」、「ビジョン」の計画の策定については、市民の方々のご意見をお聞きし、段階的に実施について検討したい。

砂田市議の再質問
「早急にとはいつまでか」


 市長から「早急に」という前向きの答弁があった。それぞれいつまで実施するかという目標を明確にする必要がある。調査活動については国の補助をもらって6月補正、9月補正で対応することもできる。市長として、「いつまでにやれ」と指示を。また、「構想」、「ビジョン」の策定はいつ頃を目標にするのか。

桜井市長
「研究会は年度内に、
     いずれ予算化も」


 エネルギーの地産地消は私も考えている。内橋克人さんは、地域の自立のためにはFECが大事だと。Fはフード(食料)、Eはエネルギー、Cはケア(介護)、この三つの自立で地域の自立が進むといわれている。エネルギーを他市から購入するというのは、ある意味、富を吸い上げられているという一面もあるので、エネルギーの地産地消についてはしっかり取り組みたい。庁内で研究会を立ち上げ、早い時期に結論をあげたい。補助制度の調査も必要なので、早めに指示して、できれば年度内に設立し、いずれ予算化したい。

 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る