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砂田喜昭 2010年1月18日更新  
資産家の株取引を優遇
国保税条例「改正」に反対

12月議会討論


12月議会で日本共産党の砂田市議は、株取引を優遇する国民健康保険税条例の「改正」に反対しました。砂田市議の反対討論を紹介します。

株で損したら国保税を安くする

 今回の「改正」案は、上場株式等の配当所得から、株の売買で損をした分を差し引いて、国民健康保険税を安くできるようにするものです。
 しかも3年間にわたって損失額を繰り越せるようにします。例えば配当所得が仮に100万円あるとします。株の売買で300万円の損を出した場合に、今年は損益通算で所得ゼロにできます。来年も配当所得が100万円であれば、200万円の損失を繰り越しているのですから、所得ゼロにできます。再来年にもう一度損失を100万円繰り越せるのです。3年間にわたって配当所得にかかる国民健康保険税の所得割を1円も払わなくて済みます。
 資産家優遇の税制「改正」です。

庶民には恩恵なし

 一方、額に汗して働く庶民にとっては、全くそのような恩恵はありません。反対に、年度途中でリストラにあったり、前年に比べて売り上げが落ちて所得が減ったりしても、前年の所得に応じて国民健康保険税が計算されるため、収入が激減しても高い国保税を納めなければならなくなります。こんな矛盾した話があるでしょうか。
 小矢部市は今年、リストラなどで収入が激減した場合の国保税減免要綱を定め、すでに5件の救済がされました。これは、小矢部市発足以来、初めてのことではありますが、それでも生活保護基準の120%まで収入が減らないと対象になりません。
 これに比べても、資産家の株取引を優遇する今回の改正は、あまりにも不公平です。


12月議会一般質問
風力発電の増設 市も共同事業で


 砂田市議 地球温暖化対策で自然エネルギーの活用へ、小矢部市も公共施設に太陽光発電やペレットストーブを導入するなど、努力を続けている。市内にある風力発電もそのひとつ。
 風力発電について、自治体が風力発電事業者と共同事業として取り組めば、国からの補助率が有利になるそうで、事業者から申し出があった場合、小矢部市としてどのように対応するのか。

 民生部長 もし増設となれば、小矢部市として積極的に協力していきたい。共同事業という計画は伺っていないので、コメントするには(情報が)不足している。

低周波騒音で
環境アセスメントを


 砂田市議 風力発電に伴う低周波騒音が問題になっている地域もある。これに関する環境アセスメントも事前に行って、関係住民の不安を解消することも重要ではないか。

 民生部長 稲葉山山頂付近で民家もないことから、低周波騒音の被害報告はない。低周波騒音の調査については富山県とも協議して検討していきたい。

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