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砂田喜昭 2009年12月6日更新  
道の駅、メルヘンおやべ オープンから1ヵ月
期待 永く利用される施設へ

 道の駅「メルヘンおやべ」がオープンして1ヵ月あまりが過ぎました。市内外から多くの人が訪れているようで、27日の市長定例記者会見では「買い物客が10月24日から31日までに約1万6千人」(農産物、物産、食堂でのレジの合計件数)とのことです。ドッグラン、足湯も評判がよいようです。今後、永く市民、県民、ドライバーらに利用される施設となることが期待されます。


地域農産物売場がカギ


 そのカギとなるのが地域農産物売場でしょう。新鮮な農産物が、比較的安価で、豊富に出品されれば、消費者に喜ばれることはもちろん、農家にとってもメリットがあり、地域経済に活力を育むことでしょう。より多くの方の出品が望まれます。

個人も出品できる

 農産物の出品者として現在63の団体、個人が登録しています。営農組合や大規模農家ばかりでなく、自分の畑で作っている人や年配者も登録しています。
 登録するには年会費1000円で、道の駅「メルヘンおやべ」か、市商工観光課へ申し込みます。委託販売手数料は農産物、林産物、水産物、畜産物は販売代金の10%、その加工品は15%です。値段は出品者自身が付け、値札(バーコード)に1枚3円が必要です。
 当日または前日収穫した新鮮なものを出品することになっています。当初「野菜がしおれている」との苦情があったため、道の駅の管理者の方で鮮度が落ちたものは店頭から外すようにしたそうです。
 この道の駅が富山県の西の出入り口に位置することから、加工品や物産品は、市内だけでなく、近隣市や石川県からも受けいれています。
 現在のところ、利用者は市内ばかりでなく、県内、県外の客も多いようで、出品者は売れ行きの良さに驚いている様子です。

利用者の声

 よりいっそう活用されるために、利用者の率直な声を拾ってみました。


◇ 倶利伽羅の道の駅は国道8号線から外れてしまったけれども、農産物が新鮮だというので、今でも流行っているよ。新鮮な農産物が一番だね。
◇ それでもスーパーより値段が安くないと、ダメだよ。2割くらい安くないとね。
◇ 柿や食用菊を出したが、安かったせいか、午前中で売り切れてしまった。
◇ 売れ残ったものをとりに行く手間がたいへんだ。
◇ いや、朝出して、翌朝出すときに売れ残りを引き上げれば手間は1回ですむよ。
◇ マムシも売っていたので、珍しいと思った。
◇ よその道の駅では出品者の顔写真が掲示してあり、親しみを持てたが、メルヘンおやべでもやらないのですか。
◇ NHKが放映した地域農産物売り場がにぎわっているという番組で、商品の農産物に基準の何倍も超える農薬が検出され、人々の信頼を失ったとありましたが、メルヘンおやべの対策はどこまでとられているか心配です。
◇ レジが混んでいて待たされた。混んだ場合に他から応援をもらってスムーズにできないのですか。
◇ 道の駅への入り口の道路が曲がっていて、駐車場への出入りもわかりにくく、戸惑った。
◇ 祝日などは駐車場がいっぱいで、せっかく入ってきた大型車が場所を探して、迷っていた。
◇ 下の駐車場が行き止まりになっており、混雑したときに困ってしまった。
◇ 広い「道の駅」ですね。ドッグランがあるのは珍しい。
◇ 足湯がよかった。
◇ 足湯より風呂の方がよかったのに。
◇ オープン当初は人が来るだろうが、そのうちにすたれるよ。きちんと批判しないとダメじゃないですか。
◇ 展示コーナーと食堂の位置が反対ならよかったのではないですか。正面からみるとシャッターが降りているようでした。正面に食堂があれば、駐車場からも中が見えて、入ってみようかということになったのではないですか。
◇ 高岡から来たら、小矢部川の橋のあたりを過ぎると、どの信号から曲がればよいか、わかりにくかったです。


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