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政権交代 市民要求実現に生かそう
共産党は建設的野党としてがんばります
9月議会一般質問
9月議会一般質問が14日に行われ、6議員が質問に立ちました。ほとんどの議員が自民党・公明党政権から民主党中心の政権への交代に触れ、小矢部市の見解をただしました。
桜井市長
「近代日本の大転換点だ」
「構造改革・新自由主義で
格差だけ広がった」
政友会代表の質問に答えた桜井市長の次の答弁が注目されました。
桜井市長 今回の政権交代は、単に自民党政権の歴史的大敗にとどまらず、近代日本が大きな転換点にあることを示す出来事だ。我々地方においては小泉元首相が進めた構造改革による格差拡大、とりわけ農山村の荒廃は非常に深刻だ。自民党が進めた新自由主義的経済政策は、「大企業にお金がまわれば、下にもまわっていく」との考えで取り組まれたが、実際には地方にはまわらず、格差だけが広がったのが否めない事実だろう。
砂田市議
「市長に同感」
「『大企業栄え、国亡ぶ』が
自民党政治」 だった
砂田市議はこれを受けて、「『大企業栄え、国亡(ほろ)ぶ』が自民党政治の帰結だ」、「市長は午前中の答弁で、『これまでの政治は大企業が栄えれば、回り回って国民の方にまわってくる』、いわゆるトリクルダウンという理論が通用しなくなったとおっしゃっていたが、私も同感だ。」と一般質問でのべ、議場からどよめきがおきました。
さらに砂田市議は、自民党政権の退場によって生まれたチャンスを、市民要求実現に活かそうと迫りました。
砂田市議 今回の総選挙では、民主党が「自公政権を終わらせよう」「古い仕組みを終わらせよう」ということを掲げて、政権を獲得する状況が生まれた。これが10数年前に「自民党政治の継承」を掲げた細川「非自民」連立政権との違いだ。
民主党の政策・路線には、「財界中心」、「軍事同盟中心」という自民党政治の「二つの政治悪」から抜け出す立場はいまのところ見られないし、国民の利益に反する問題点も少なくないが、部分的には国民の要求を反映した政策も打ち出されている。
日本共産党はこの新しい事態を受けて、よいことには積極的に応援する、悪いことには徹底してたたかうという「建設的野党」としてがんばる。
「社会保障、教育充実に、
チャンスを活かせ」 砂田市議
このあと砂田市議は、「小矢部市としても、このチャンスを積極的に活かすために、発言もし、行動もすることを強く求めたい」として、@後期高齢者医療制度の廃止、A障害者自立支援法の応益負担の廃止、B高校授業料の無償化と返済不要の奨学金制度の実現、C全国いっせい学力テストの中止と少人数学級の実現、D日米FTA交渉をさせないことについて、見解をただしました。
しかし、市は「国の対応を見守りたい」「情報収集に努めたい」という答弁に終始しました。
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