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砂田喜昭 2009年8月30日更新  
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奈良時代の住居跡
 水牧遺跡

 新新幹線建設に伴う遺跡調査で若林地区水牧から飛鳥時代の土器、奈良時代の住居跡が発見され、8月22日に現地説明会が開かれました。

 遺跡は大谷小学校の西側に位置し、小矢部川と黒石川に挟まれた微高地に立地しています。県道富山戸出小矢部線の南側から遺跡が発見され 奈良時代の竪穴住居跡で行われた現地説明=8月22日。ハンドマイクを持っている人が立っている場所が竪穴住居の床面。そのすぐ右がカマド跡。その上の方に土器の破片が散らばっている。たのは珍しいことです。以前に行われた土地改良事業のときのブルドーザのキャタピラ跡も見えました。当時、もう少し深く掘って工事をしていたら、遺跡が残らなかったかもしれません。
 
 竪穴住居は1250年ほど前の奈良時代のもので、大伴家持が越中へ来たころの時代だそです。食物を煮炊きしたカマドの跡も見つかっています。見つかった住居跡は4つで、広さは3畳から6畳くらいのものまであります。説明員の話によると、住居は30年くらいで場所を移動して建て替えるとのことでした。

 出土した土器には飛鳥時代のものも見られ、1400年前、聖徳太子が活躍していたころには、もうここに人が住んでいたことがわかります。 
 





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