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議員定数削減 16名に
市議会改革協議会最終報告
小矢部市議会の議会改革協議会は8月5日、中西議長に来年の市議選から市議会議員の定数を1名削減し、16名にすることなどを内容とする最終報告をしました。
市民と議会のパイプ狭める
砂田市議は反対
砂田市議は、議員定数削減は市民と議会のパイプを狭め、市民の政治参加を抑制するものだとして反対しました。
議会だよりに議員名明記
市民の声にこたえる
議会改革協議会は昨年12月議会で設置され、任期は今年8月31日までです。協議会では議員定数の他、次の諸点を議長に報告しました。
@ 議会だよりに議員名を明記することを求めた市民の署名に答えて3月議会から改善しました。
A 市議会定例会(3月,6月,9月,12月)が開かれていない月に全員協議会を開きます。
B 政務調査費使途基準を明確にし、領収書の提出も決めました。視察先での飲酒・懇親会代は支出できません。
C 各常任委員会の行政視察は、年2回を1回にし、1回の日数を1泊2日から2泊3日にしました。
D 海外視察は「現行どおり実施」(最終報告書)です。しかし、全国の議会では税金の無駄づかいだとの批判を受けて取りやめるところが広がっており、今後市民のきびしい批判が予想されます。
E 議員報酬(月額36万円)、政務調査費(月2万円)は引き上げず、費用弁償も支給せず現行通りとしました。費用弁償は、議員が本会議や委員会に出席したら日額2千円から4千円の手当てを支給するもので(県内9市。南砺市は実費、往復10キロ以上で、1キロあたり37円)、小矢部市議会では既に10年以上前に廃止しています。
議員報酬アップを
阻止した世論の力
今年1月20日に開かれた議会改革協議会第2回理事会では、一部に「議員定数を減らせばよいというものでない。民意の反映がしにくくなる。常任委員会の議員数が少ない」という慎重論も出されましたが、会長は「議員定数を1名削減すれば、議員報酬を1,2万円アップできる、費用弁償の復活も考えても良いのではないか」などと発言しました。
日本共産党はその内容を『週刊明るい小矢部』(2月8日号)でいち早く知らせるとともに、季刊「明るい小矢部」4・5月号で「許せない 定数削って報酬アップ」と訴えました。
世論の力が報酬アップを阻止したといえます。
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