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砂田喜昭 2009年6月20日更新  
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核兵器廃絶を明記した平和都市宣言へ
「見直しを検討」 桜井市長
2009年6月議会 一般質問

北朝鮮の核実験に抗議


砂田市議 日本共産党は北朝鮮の核実験に厳しく抗議する。北朝鮮に核兵器および核兵器開発計画を放棄すること、6カ国協議に無条件に復帰することを求めて、国際社会が一致結束した行動をとることが大切、と考える。

桜井市長 わが国の安全に対する重大な脅威で、北東アジアと国際社会の平和と安全を著しく害するものとして、断じて容認できない。小矢部市平和都市宣言の趣旨に反する行為であり、市長会を通じて国に北朝鮮の非核化に努力することを要望していく。

オバマ大統領のプラハ演説

砂田市議 オバマ大統領がプラハで「核兵器のない世界の実現を」との演説を歓迎する。共産党の志位和夫委員長が4月28日、大統領宛に「心から歓迎する」と手紙を出し、核兵器廃絶のためのイニシアチブを要請した。これに対して5月16日、米国政府から日本共産党へ「核兵器のない世界に対するあなたの情熱をうれしく思う」との返事が届いた。

「歴史に残る名演説」
桜井市長 歴史に残る名演説だ。初めてヒロシマ・ナガサキへの原爆投下の道義的責任についてアメリカ大統領が言及した。この発言があるからこそ世界に向けて核の廃絶を呼びかける説得力があった。
「人類の運命は、我々自身がつくる。我々が平和を追求しなければ平和には永遠に手が届かない。協調を否定しあきらめることは簡単だが、臆病なことだ。そうやって戦争が始まり、そうやって人類の進歩が終わる。」このむすびの言葉にも感動した。

「日本も敵の基地攻撃能力を」は 無謀

軍事対応では緊張激化に

砂田市議 「敵基地攻撃」の口実は北朝鮮の核兵器開発だが、核実験の強行を機に日本が軍事的対応を強め、北朝鮮はさらに軍事的対応の強化で応酬するというのでは、東北アジアの緊張を激化させることにしかならない。
先制攻撃が問題の解決どころか、かえってテロを拡大したことは、アメリカのイラク戦争の失敗でも証明済み。

「議論を深めることは
望ましい」


桜井市長 国民の間から敵基地攻撃との声が出るのも理解できる。これは憲法で認められた議論(鳩山一郎答弁)でもある。国際社会の誠意ある対応にもかかわらず、北朝鮮は核武装に突き進んでおり、今後議論を深めることは望ましい。

平和都市宣言の 見直しを

砂田市議 核兵器廃絶を明記した非核平和都市宣言の宣言と日本非核自治体協議会への参加を。

桜井市長 既に平成元年に平和都市宣言をしているが、それ以来20年を経ており、社会情勢も変化していることから、他自治体の宣言内容等も十分調査し、見直し等についても検討を始めたい。なお日本非核自治体協議会の参加については、その活動の状況の詳細を十分に把握して判断したい。


平和大行進 小矢部市から石川県へ

 原水爆禁止国民平和大行進(富山広島コース)が12日(金)午後、福岡町より小矢部市入りし、市長・議長(議会中のため、代理)の歓迎を受けました。歓迎の言葉に「核兵器廃絶を明記した平和都市宣言に見直しを検討している」と述べられ、参加者から歓声とともに力強い拍手がわきました。市職員から50数筆の署名と募金も寄せられました。

 13日(土)市役所前で出発式を行い、実行委員会を代表して広瀬妙子さん(新日本婦人の会富山県本部会長)が挨拶、「オバマ米大統領の『核兵器の無い世界を目指す』としたプラハでの演説を支持し、それに水をさす北朝鮮の核実験を批判し、署名で、募金で大いに核廃絶の世論を高めよう」とのべました。
 参加者は「すべての国の政府が核兵器禁止・廃絶条約の交渉を開始するよう」訴える署名を呼びかけつつ市街地を行進し11時半過ぎ、倶利伽羅トンネルを抜けて石川県行進団へと引き継ぎました。
 富山から広島までを歩き続ける栖原秀夫さんたちの呼びかける大きな声に、受け入れる市民の笑顔が昨年にも増して明るく、自転車を押しながら飛び入りで行進に加わる人もありました。両日の行動で、市民から署名167、募金2万3千円余が寄せられました。

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