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産業建設常任委員会
新型インフルエンザ対応、
転作大豆の除草対策
竹を紙に
メルヘン米を学校給食に
新型インフルエンザへの対応について、5月8日の市議会産業建設常任委員会で市当局より報告がありました。
砂田市議は転作大豆の除草対策と竹の紙への活用について要望しました。
新型インフルエンザ対応
相談窓口設置 県・市とも
小矢部市は4月28日に関係課連絡体制を立ち上げ、5月1日に対策本部をつくり、ホームページで情報を提供するとともに、市民からの相談窓口を設置しました。
発熱などにより症状が懸念される場合の相談窓口
富山県厚生センター小矢部支所
電話 67―1070
24時間体制
小矢部市健康福祉課
電話 67―8606
24時間体制
夜間土日祝日は
電話67―1760
夜間などは、職員は常駐せず、職員の携帯電話へ転送する。
現在のところ、市民からの相談件数は富山県厚生センター小矢部支所へは2件、市健康福祉課へは0件です。
砂田市議 二つの要望
@ 転作大豆の除草対策を
砂田市議は、転作大豆の除草対策について、いっそうの研究が必要ではないかと問題提起しました。
除草対策のいっそうの研究を
最近大豆の除草が大変なことから、転作で大豆の作付けを止めて大麦に変える動きが広がっています。農林課の説明によると、2007年の大豆(品種エンレイ)の作付面積428haが2008年には405haに減り、大麦(品種ファバースノー)が203haから288haに増えています。
しかし、大豆の食料自給率はきわめて低く、この向上が課題です(1960年に30%だった自給率が1995年には2%に。その後若干回復し2005年には5%)。また、エンレイが消費者に歓迎されていることなどから、転作大豆を止めるわけにはいきません。営農組合では大豆用の農業機械に多くの投資していることもあります。
農家の努力で栽培技術が向上
農家は、これまで転作大豆の栽培技術を向上させてきています。
排水対策
水田を畑に転換するわけですから、排水対策を徹底してきました。 水田の廻りに溝を掘り(額縁排水溝)、田面に深い切り込みを何本も入れて(心土破砕)田を乾きやすくしました。大豆の種まき時に畝をたてるようにしました。
地力対策
小矢部市は地力低下を補うために、鶏糞の散布に助成金を出し奨励したら、収量が増えました。ある営農組合では天候にもよりますが、ここ2年ほど10aあたり240kg前後の収穫がありました。数年前まで良くても140kg〜180kg程度だったことから比べるとたしかに収量が増えています。
雑草対策
除草対策は種まき直後に除草剤をかけ、雑草の発芽を抑えます。大豆の成長に合わせて畝に土寄せ(培土)を2回行います。大豆の葉が茂り地面に太陽光が届かなくなると、かなり雑草を抑えることができます。しかし、それでも大豆の収穫前には雑草がたちはじめ、夏の暑い盛りに草取りをしなければなりません。
◇ ◇ ◇
砂田市議はこの段階での雑草対策について、よりいっそうの研究が必要でないかと問題提起し、当局も関係機関と相談、研究したいと答えました。
A 紙を竹に
中越パルプ工業が竹を原料に製紙しているとの新聞報道記事(北日本新聞5月8日付)を取り上げ、砂田市議は市内の竹林を活用する方策のひとつとして検討できないかと提案しました。砂田市議は昨年9月議会でも、竹林の肥料や燃料などへの活用を提案していましたが、「竹を紙にできるのであれば、竹炭や肥料よりも需要が増える」「小矢部市内の竹林18haでは製紙原料としての竹が足りないのであれば、高岡広域圏で取り組むことを小矢部市として提案してはどうか」と述べました。
当局は、県の放置竹林等整備推進事業で竹の活用が検討されているので、県とも協議し、提案の線で研究してみたいと答えました。
新聞報道によると中越パルプ工業は、鹿児島の川内工場で毎月約700トンの竹をパルプにし、10%の竹入紙を製造しているそうです。用途は紙コップ、葉書、はし袋などです。鹿児島はタケノコの産地でもあります。横浜開港150年記念事業で使われている約600トンの竹を、イベント終了後、高岡か鹿児島の工場で紙に再生するとのことです。
メルヘン米を学校給食に
「前向きに」
桜井市長
桜井市長は産業建設常任委員会で、地元の農産物を地元で消費する取り組みの一環として、「メルヘン米を学校給食に使えないか、前向きに取り組みたい」と述べて、注目されました。
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