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砂田喜昭 2009年4月23日更新  
繰り返される 個人情報漏洩 どうする
「業務委託先の変更」 インテックって 大丈夫?

砂田市議の提案

個人情報保護と
 電算システムの課題

 「三菱UFJ証券の顧客情報が名簿業者に売却されていた」、「高岡市では精神障害者の個人情報がインテックの業務委託先から漏れていた」。このような事件は後を絶ちません。
 
@ 実データを市役所
   から持ち出さない


 砂田市議は、2006年9月議会で確認した電算業務システムの委託の原則【@システム開発にあたって実際のデータ(個人情報を含む)を使わず、それを使う必要があるときは市職員立ち会いの下で市役所内の電算室で行い、業務委託先へは持ち出さない。Aデータの印刷は市役所の庁内で行う。】をインテックにも適用するのかと質しました。
 総務課長は次のようにこたえました。
 「情報保護、セキュリティ関係について、三菱もインテックも、社内でソフトの開発部門とセキュリティをチェックする部門とを分けて、それぞれチェック体制を整えているということなので、前みたいなことはないだろう。市との間でも情報保護、セキュリティに関して覚え書きを交わしている。」「実データは使わない。本稼働の前には一度使わなければならないので、その場合は市役所内の電算室で行う。」

A 印刷も
  市役所内で行うべき


 「今回、インテックと結んだ契約でも、印刷は市役所庁内で行うことになっている。今後については、経費面、安全面を考えた場合、インテック社内で県内の市町村一斉に印刷する方法もないでもないかな、その場合には当然安全の確保がされている場合には、そういうことも考えていかんなんかな、検討せんなんかなと思っているが、いまは、市役所の庁内で対応します。」
 砂田市議は、インテックが何度も問題を起こしているので心配だとして、「今後とも印刷は県内一斉ではなく、市役所内で行うよう求めたい」と強調しました。


B 抜き打ち検査の
       実施を


 さらに砂田市議は「契約通り行われているか、抜き打ち検査をするとのことだったが、やったのか」と尋ねました。
 総務課長は「以前、現地調査を1回行った。今回もシステムの規模が大きいので、一度現地の調査を行いたい」と答えました。

C ファイル交換ソフト
   などの検索、削除を


 「ウィニーなどファイル交換ソフトで情報が漏れた例がいくつもある。市役所の職員が使っているパソコンで、このチェックはやっているのか」との質問に、総務課長は次のように答えました。
 「ウィニー対策については、毎年検索している。ウィンドウズ標準装備のゲームソフトは削除したいし、新規パソコンにおいてはゲームソフトを消したもので職員に配布したい。」
 小矢部市は2010年度から、電算システム業務委託先をこれまでの三菱電機(1989年度より業務委託)からインテックに変更し、今年度からその準備に着手します。「たびたび情報漏れなどを起こしてきたインテックに委託して大丈夫か」と、砂田喜昭市議は3月議会予算特別委員会で取り上げました。
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