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砂田喜昭 2009年1月17日更新  
市民の切実な願い41項目を市長に提出
共産党 砂田市議、石山氏ら 2009年度予算要望

 日本共産党小矢部市委員会は9日、2009年度予算編成にあたって市民から寄せられた切実な願い41項目の予算要望を桜井市長に手渡し、懇談しました。参加したのは砂田喜昭市議、石山忠義党市政策委員長他2名。
桜井市長に申し入れ、懇談している砂田市議、石山忠義氏 「町の中に低家賃住宅を」との要望について、桜井市長は、空き家の借り上げによる公営住宅の設置や高齢者向け優良賃貸住宅について担当課で調査するように言っていると述べ、注目されました。また派遣切りされた労働者の住宅の確保に関して、雇用促進住宅津沢宿舎に5人入ったと聞いていると述べました。


要望書の内容は次の通りです。


2009年度小矢部市予算編成にあたっての要望書


I. 安心できる老後をおくれるように
 1. 後期高齢者医療制度の凍結、見直しを国に働きかけて下さい。
 2. 市営バスの運行計画見直しにあたって、市民の苦情、意見をもとに運行ダイヤの改善、路線の改善を進めて下さい。自由乗降区間の対象路線を広げ、より活用しやすいものにして下さい。
  土日運行、イベント開催時の臨時運行なども検討して下さい。
 3. 生活用品の購入に便利なように、町の中に低家賃住宅を確保し、暮らしよい街づくりをめざして下さい。
  低家賃住宅は、低所得者、無年金者が老後の生活をおくる場として必要です。
  空き家の借り上げによる公営住宅の設置や、介護安心アパート、シルバーハウジング、高齢者向け優良賃貸住宅などの活用も検討して下さい。
 4. 雇用促進住宅の存続を国に働きかけて下さい。
 現在の居住者がひきつづき低家賃で市内に住むことができるように、万全の体制をとって下さい。
 5. 訪問介護利用料の無料制度を復活して、介護保険に「上乗せ」「横出し」する独自サービスを拡充して下さい。
 6. 要介護認定者の障害者特別控除制度の周知徹底に万全を期して下さい。
 7. 社会保障にともなう負担が生活を圧迫しています。介護保険料、国民健康保険税の軽減、高齢者医療費の助成を検討してください。
II. 子育て支援を
 8. 北陸中央病院に小児科・産科の復活を強力に働きかけ、実現されるようお願いします。
 9. 学童保育を拡充・新設し、希望者全員を受け入れられるようにして下さい。
 10. 改善した育児休業制度を積極的に活用して下さい。
III. 子どもの自立を助け、基礎学力、市民道徳を身につける教育を
 11. 30人以下学級を実現するよう努力をしてください。
  県に35人学級を小学3年生にひろげるよう働きかけるとともに、次年度以降、対象学年を引き上げるよう求めて下さい。
  小矢部市としても小学校の多人数学級への支援講師派遣については、2年生に拡大するとともに、勤務時間を延長し、校外行事にも参加できるものに改善をしてください。
 12. 心の教室相談員などの勤務条件を勤務実態に見合うように改善してください。
 13. 全国いっせい学力テストへの参加を見合わせて下さい。なお、万一参加の場合でも結果の公表はひきつづき避けて下さい。
IV. 家族経営を守り農業の育成を
 14. 地産地消をすすめ、地元産のコシヒカリを学校給食に利用できるようにしてください。学校給食に地元農産物の利用を拡大するよう努力して下さい。
  野菜など主要な転作作物の価格安定制度を作り、小矢部市の特産品育てるようにしてください。 
 15. 食糧自給率向上のためにも、転作大豆の品種選定や栽培方法に支援して下さい。 
 16. 有機肥料を活用し、土づくりに生かしてください。
  家畜の糞尿と生ゴミを、もみ殻と混ぜて醗酵させ、有機肥料として水田へ還元する取り組みを進めてください。(家畜糞尿の収集、生ゴミの分別回収、有機肥料の製造、水田への散布手段の確保など)。
  竹の活用も研究して下さい。
 17. 家族経営を守り、価格保障制度と正常な農産物価格の実現を図るよう、国に働きかけて下さい。
V. 中小企業、商店、地場産業支援に全庁あげた取り組みを
 18. 非正規労働者の解雇、雇い止めを止めるよう企業に働きかけるとともに、解雇された人の雇用、住宅の確保に万全を期して下さい。
  市内での実態の把握に努めて下さい。派遣切りされた労働者を臨時職員として雇用するなど、雇用の場を確保する努力をして下さい。
 19. 市内の中小企業、商店などの実態調査を市役所の部課長全員で行い、中小企業政策を充実させてください。
  空き工場などの情報を把握し、希望者に情報提供できるシステムを作ってください。
  実態調査の成果を、市内にどういう業種の事業所があってどんなものが得意なのかなどの情報をパンフレットにまとめ、必要とする事業者が活用できるようにしてください。
  空き店舗、旧民家の活用をすすめるようにしてください。
 20. 曳山祭を盛り上げ、商店街に活気を呼び込むようにしてください。
VI. 環境に優しく、災害に強い街づくりをめざして
 21. ゴミの分別を徹底し、生ゴミの堆肥化を推進して下さい。
  新設する予定の高岡広域圏ゴミ処理施設の規模を見直し、大幅に縮小して下さい。
 22. 下水道計画を見直し、市内全域の水洗化目標年次を明確にして下さい。
  散居村では市営合併処理浄化槽整備事業を早急に取り入れて下さい。
  単独浄化槽を下水道や合併処理浄化槽に切り替えるための促進策を検討して下さい。
 23. 住宅リフォーム助成制度をつくって下さい。
  全国の例では、1割程度の助成で住宅の耐震補強、水洗化工事、台所、風呂の改修などを援助しています。中小業者にとっても仕事が増えて喜ばれており、地域経済の活性化にも貢献しています。
 24. 地球環境にやさしい街づくりを進めるため、積極的に太陽光発電を公共建築物に導入してください。
  太陽光発電に対する助成制度を復活して下さい。
 25. 木質バイオマスの活用を検討して下さい。倒木や樹根、剪定くずなどを有効に活用する方策を研究して下さい。
  ペレットストーブを公共施設に導入してください。
 26. 城山公園など既存の公園を住民の憩いの場として活用できるよう、維持管理に力を入れて下さい。
 27. 城山公園、石動小学校の梅林で収穫できる梅を活用するようにして下さい。
VII. 市民の暮らしを支える市政を
 28. 障害者のために、公共施設のバリアフリー化を進めて下さい。
  イベント開催時でも障害者に配慮した会場設営をして下さい。
 29. NHK受信料の障害者のための減免制度を周知徹底して下さい。
 30. 能越自動車道の小矢部・高岡間を無料区間とするよう、国、県への働きかけを強めて下さい。
 31. パークゴルフ場、グランドゴルフ場を、愛好者の力も借りて、早くつくってください。
 32. 青少年を中心に、スケートボード、インラインスケート(インラインホッケーも可能)、BMX(バイシクルモトクロス)を楽しめるスケートパークを設置してください。
 33. 住民税の1%活用事業については、税金の無駄遣いとならぬよう、公平公正な取り組みとしてください。
  長野県栄村の田直し事業や、群馬県太田市の取り組みを参考に、住民参加で事業の選択ができるように努めてください。
  福祉バス、市政バスなどを見直し、住民団体が活用しやすいものに改善してください。住民団体が活発な活動を展開できるよう支援することも、1%活用事業の趣旨に添うものと考えます。
 34. 市長交際費の使途明細を公表し、いっそうの減額に努めてください。
 35. 入札の総合評価方式や指定管理者の選定にあたって、選定の評価基準を公表し、その結果についても市民に公表し、疑惑を持たれないようにして下さい。
 36. 街灯の電気料の地元負担を全廃してください。
  電気代の節約、保守経費の節約にもなるように、計画的に街灯をLED照明に切り替えるようにして下さい。道坪野地区では国道沿いの民家が自発的、積極的にLED照明を取り付けています。
 37. 県道西中大滝線(正得地区道明地内)に歩道設置をすすめて下さい。通学路となる県道に歩道を設置することは、交通安全の上でも、防犯の上でも(多くの車が通るので人目に付く)重要です。
 38. 泉町交差点の拡幅、右折レーンの設置などでラッシュ時の渋滞解消に努めてください。
VIII. 文化財の調査研究体制の充実を
 39. 市内の古文書の調査、保管体制を整えて、貴重な文化財の散逸を防ぎ、ひろく活用できるように市民図書館で目録を保管し、インターネットでも公開するようにして下さい。
 40. 縄文パークの土地借入期間の延長については、道の駅オープンまでの期間に限定した臨時的措置とし、現在地での縄文パークの永久継続などという二重投資を避けて下さい。
  縄文パークを道の駅の敷地内へ移転し、トイレも整備してください。
  縄文パークを訪れた方々と対応しているボランティアガイドから、定期的に意見を聞くシステムをつくり、運営改善に活かしてください。
  桜町遺跡出土品の国指定文化財への取り組みを進めて下さい。
 41. 桜町遺跡から大量に出土した木製品の保存処理施設を設置するようにして下さい。

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