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砂田喜昭 2008年10月5日更新  
水害対策
里山の保水機能 向上を
2008年9月議会質問、答弁

 (砂田) 地球温暖化の影響か、ゲリラ豪雨とも言われるように、局地的に集中して降るという、かつて無い現象が起きている。
 開発が進み、農地の宅地化や里山が荒れていることも、水害の拡大に拍車をかけているのではないか。
 台風や雪害による倒木処理の後、広葉樹を植えるなど、里山の保水機能を向上させる対策を。


 (産業建設部長) 県は平成18年度より森づくり条例を制定し、里山整備事業に取り組んでいる。小矢部市は平成19年度よりこの事業に着手し、これまで10ヘクタールの整備をした。保水機能の向上を図っている。

 (砂田) これまでの水害をふまえて、治水対策の現状と課題は

 (産業建設部長) 治水対策では、小矢部川が、改修はほぼ終わっているが、東福町地内、経田地内、浅地地内において危険箇所が900メートル程度あり、早期改修を国交省に働きかけている。
 懸案であった渋江川と薮波川の合流部の処理において国、県で計画変更が整い、本年度以降整備が促進されるものと期待している。
小矢部川に流入する薮波川、黒石川では、現在事業化されている。横江宮川に関しては、早期に事業に着手してもらえるよう関係機関に働きかけている。
 県営灌漑排水事業により、平成19年度に諏訪川および調整池の整備が完了し、今年7月の豪雨で効果を発揮した。
 また平成21年度から庄川左岸を対象にした国営総合農地防災事業を行う予定にしている。

 
(砂田) 市街地の排水対策とその完成目標年次は

 (産業建設部長) 昭和30年度より都市下水路事業、公共下水道事業で6路線の雨水幹線と今石動町ポンプ場の整備を行ってきた。
 現在は後谷雨水幹線の整備を平成17年度より平成22年度完成をめざし、順次整備推進を行っている。今後も施設の改善や新設を図っていきたい。

 (砂田) 広報の強化で、もっと市民の要望把握を
 水害対策では、自然相手であり、すべて万全ということはできないが、市民と情報を共有し、市の担当者が気付かないできた問題点も発見し、着実に改善を進めていくことが重要だ。そのためにも、水害対策の現状と課題、進捗状況をケーブルテレビで市民にアピールすることも効果的ではないか。


 (産業建設部長) 貴重なご意見だと思う。市民の方に、どんな内容で、どういった形で提供できるか、これから検討したい。

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