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砂田喜昭 2008年8月3日更新  
循環型社会へ 生ゴミの堆肥化を

  
砂田喜昭市議が行った一般質問を続報します。


砂田市議
 

 桜井市長は学校給食センターの廃油を公用車の燃料に活用すると発表されたが、循環型社会への努力として評価したい。
 もう一歩進んで、農業の土作りに役立てるために、生ゴミの堆肥化にも取り組めないか。市が以前に行った牛糞と生ゴミを混ぜて堆肥化する実験は、悪臭が発生するなどうまくいかなかったとのことだったが、新しい総合計画において脱臭装置をつくり実用化できないか。
 長野県臼田町の堆肥化施設(2001年完成)は4億8千万円だった。駅南土地区画整理事業に40億円もかけるよりも、地球環境に優しい循環型社会をめざし、市の基幹産業である農業を支援してはどうか。
 石川県加賀市で、生ゴミの堆肥化で削減される二酸化炭素の量を算定し、電力会社との間で排出権取引を実現できないか検討を始めたとのこと(北國新聞6月7日付)。仮にこれが実現すれば、運営費の財源にもなる。

市当局

生ゴミ堆肥化には
多額の整備費、住民協 力など多くの課題がある


民生部長
 

 平成14、15年度で稲葉山牧野の牛糞堆肥化事業を行い、生ゴミ堆肥化の検討と実証試験をした。この結果、廃棄物の処理には施設の設置場所の確保、多額の整備費、堆肥化処理での障害となる異物混入を防ぐための徹底した生ゴミの分別への住民協力など、多くの課題があることがわかった。
 全国的には給食施設(食材の成分が一定し、排出量が安定している)の実例があるが、一般家庭からの生ゴミを堆肥化事業として継続するには安定したゴミの品質や一定量の廃棄物の確保など、多くの課題がある。

生ゴミ対策の研究・
 情報収集にも努める


 循環型社会形成において、ゴミの減量化・再資源化は大変重要であり、平成13年度より実施している一般家庭を対象とした生ゴミ処理機補助制度を継続しその普及に努めるとともに、生ゴミ対策の研究、情報収集にも努めていきたい。

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