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砂田喜昭 2008年7月29日更新  
桜町JOMONパークの活動は 道の駅の活用で
道の駅 完成は来年秋


 小矢部市はこれまで準備を進めていた桜町遺跡周辺整備事業という名称から桜町遺跡を削除し、道の駅・地域振興施設として整備することになりました。この夏には施設の実施設計を終え、10月頃から建築工事にかかり、来年秋には完成予定です。場所は国道8号線沿いで桜町、西中野地内です。


桜町JOMONパークの活動ができる広さの用地を購入


 この土地は小矢部市が26名の地権者から桜町遺跡周辺整備事業に使うとの目的で2万6千uを1億7401万円で買い求めたものです。それにもともとの市有地を加えた2万8千uが事業用地となります。
 桜町JOMONパークは当初、道の駅・桜町遺跡周辺事業が完成するまでの臨時的な施設として今から10年前にオープンしました。地権者から1999年度から今年度まで4671uを借り、借地料として固定資産税相当分(年間120万円前後)を支払っています。道の駅・桜町遺跡周辺事業が新しく完成したら、そこへこの機能を移す計画でした。

 桜井市長
選挙公約で事業計画を半減


 総事業費は当初計画では14億3800万円でしたが、桜井市長になってから計画を見直し(2007年3月)、7億8500万円に縮小しました。地域振興施設(展示設備を含む)を3億8千4百万円削減し、遺跡体験公園を交流公園とし9千4百万円削減します。体験研究施設は取りやめ体験交流施設とし1億7千万円削減します。その結果、新築する施設面積は1536uです。

道の駅完成後
桜町JOMONパークの
 借地をどうするかが問題


 市の見直し計画では、縮小した分を補うために、桜町JOMONパークの活用も検討するとされました。完成まで借地期限を一定期間延長することは理解できるにしても、ひきつづき桜町JOMONパークとして活用するからと、仮にもその敷地を新たに購入することにでもなれば二重投資になります。すでに市は、桜町JOMONパークの機能を取り入れることができる広さの用地を確保しているのです。
 道の駅完成のあかつきには、道の駅の敷地内で、現在の桜町JOMONパークの活動ができるように工夫すべきです。桜町出土品の展示についてはふるさと歴史館の活用も視野に入れるべきです。

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