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砂田喜昭 2008年6月7日更新  
日本共産党 国、県と交渉

 日本共産党富山県地方議員団は住民の要望を来年度予算に反映させようと、5月22,23日に富山県当局と、5月28日に政府と交渉しました。政府との交渉には井上さとし参院議員、山口典久衆院比例北信越ブロック予定候補、佐伯めぐみ党国会議員団富山県事務所副所長も参加しました。

県との交渉から


転作大豆
地力増進に助成 富山県も


 水田の転作で大豆を作り続けると、地力が落ちて大豆の収量が少なくなります。地力の回復をめざして、小矢部市水田農業推進協議会は平成19年度から大豆作付け前に発酵鶏糞を散布すると、10aあたり7千円の助成をしていますが、それに加えて富山県も今年度から500円の助成をすることになりました。

並行在来線

(共産党) 県境分離せず単一の会社で経営を
(県当局) 並行在来線対策協議会で協議、検討したい
 単一会社での経営では管理コストが安くなるというメリットがあるが、機動性に欠けるというデメリットもあり、並行在来線対策協議会で今後協議、検討していきたい。
(共産党) 関西方面の特急電車の県内乗り入れを
 関西方面の特急電車を金沢止まりとさせず、富山県内まで乗り入れさせること
(県当局) JRに要請したい
 県内乗り入れが望ましいので、JRに要請したい。並行在来線対策協議会でも乗客の利便性に配慮した運行を話し合いたい。


医師確保

(共産党) 医師確保対策を
(県当局) 富大医学部定数を5名増
 平成19年度には奨学金制度で富山地域枠を確保し、県内の病院に就職をすすめるようにした。平成20年度には医学部学生で県内出身者へのダイレクトメールで働きかけをしている。さらに、富山大学の医学部定数を5名増やし、県内の病院で研修する地域枠を確保するよう大学側と協議している。

単独浄化槽切り替え助成を


(県当局) 市町村と連携し検討をはじめたい

 トイレだけを浄化する単独浄化槽では、生活雑排水がそのまま川に流され環境汚染が進みます。県内の浄化槽8万5千基のうち依然として8割強が単独浄化槽です。
 (砂田市議) 依然として改善していない。助成制度をつくれば促進できるのではないか。小矢部市内で太陽光発電が普及したが、それは農協やメーカーが助成制度を活用して家庭に働きかけたからだ。この経験を生かしたらどうか。
 (県当局) 市町村と連携して検討を始めたい。

能越自動車道 
市内も無料に


 (砂田市議) 社会実験として能越自動車道を無料にし、国道8号線の交通量の変化を調べたことがあった。その結果をみると、国が8号線をこれからもずっと拡幅してくるよりも、能越自動車道の料金で返済している借金を国で肩代わりした方が経済的ではないか。
 (国土交通省) 財務省にそのような要望をした経緯がある。

少人数学級の拡大を

文部科学省に少人数学級の実現を訴える砂田喜昭市議=5月28日、参院議員会館第6会議室  (砂田市議) 小矢部市は小学1年生の30人を超えるクラスに独自に支援講師を配置している。子どもと親の相談員も独自に配置し、子どもや先生、父母にも歓迎されている。しかし、一自治体の財政ではなかなか常勤にできず、二校掛け持ちや短時間勤務で、子どもも先生も講師の顔を覚えられない。熱心な相談員はサービス残業をせざるをえない。ぜひ国で少人数学級に取り組んで欲しい。
 (文部科学省) 学級定数を変えるには11万人の教師が必要で、8千億円もいる。財政的に困難だが、要望があったことをしっかりと受け止める。






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