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砂田喜昭 2008年3月8日更新  
農民連小矢部班 発足
  初仕事に 市議会請願

 農民連小矢部班が2月25日、10名の参加で発足しました。

 富山県連の多田事務局長も駆けつけて、農業をめぐる情勢について報告しました。
 特に強制減反については、「生産をがんじがらめに縛ろうとしても、流通が完全自由化の状態では、うまく行くわけが無い。今のように米価が下がり、農家経営が苦しくなれば、なおさらだ。転作作物の生産拡大に向け万全の支援措置をして、減反に誘導すべきもので、ペナルティや脅しによる強制はなじまない」と述べました。
 参加者からは、営農組合の赤字予想や、農家戸数の減少、JAとくに全中の政府寄りの姿勢、地球環境の汚染問題から薪の大量盗難事件の話まで、話が沸騰しました。その結果、悲鳴を上げている農家の耳となり、目となり、その気持ちを発言する口となる「班」が小矢部でも必要だと、納得されました。そして辻慶輝さん(経田)に班長を引き受けてもらいました。
 辻さんは「当面は生産者に重点を置き、農家・経営を少しでも守ることを基本にします。しかし、低賃金・物価高の中、食の安全を守り自給率を高めてゆくためには消費者との共同が欠かせません。めまぐるしく変わる情勢を早く皆さんにお知らせして、意見を求めてゆきたい」と挨拶しました。
 2月29日、小矢部班は市議会に対して(@生産調整については、ペナルティ強化の強制策ではなく、自給率の低い作物の生産拡大につながる万全の誘導策に拠ること。A備蓄米の主食用売却を棚上げする措置を継続すること)の2点を意見書として決議し、政府関係機関に提出してもらいたいと請願しました。班の初仕事となりました。





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