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砂田喜昭 2008年2月24日更新  
  子の医療費
小学6年まで無料に

小矢部市 新年度予算案より

 小矢部市は2008年度予算案で、10月から子の医療費を、小学6年生まで入院、通院とも無料にすると発表しました。これは県内では既に朝日町が実施していましたが、それに次ぐものです。予算額は7979万円です。桜井市長は、12月議会で砂田市議の質問に「子育て支援に有効」「市としてどのような対応が可能か、平成20年度の予算編成のなかで検討したい」と答えていました。

窓口無料に
  一部所得制限有り

 無料化の方法では、ひきつづき病院窓口で無料とする予定です。また、養育者(父または母のどちらか)の所得が多い一部の人は対象から除かれます。サラリーマンで年収850万円以上の人がこれに該当し、全体の約1割程度がはずれるもようです。

住民運動と日本共産党が 
     拡充に協力

 乳幼児医療費無料制度の拡充を求めて、新日本婦人の会を中心に長年住民運動が取り組まれてきました。日本共産党は2006年11月の市議補欠選挙で石山忠義氏を立てて、「小学校6年生まで医療費を無料に」を公約の一つに掲げてたたかい、砂田喜昭市議は昨年6月議会、12月議会で実現を迫りました。これが実現したものです。
 医療費助成制度ではこのほか、身体障害者更生医療給付費に1009万円、重度身体障害者等医療費助成費9794万円、ひとり親家庭医療費給付費1656万円を計上し、総合計で2億439万円をみています。

子育て支援

 学童保育

 子育て支援ではこのほか、放課後児童クラブを石動・大谷・津沢・東部・蟹谷小学校にて実施します。放課後のほか、長期休暇や学校行事による振替曰も対応します。予算額1802万円。

保育所 早朝保育の充実

 保育所では早朝保育の時間を早めます。これまで午前7時30分だったものを午前7時にします。

 不妊治療

 不妊治療もひきつづき実施し、250万円を計上しました。

 妊婦健診の充実

 母子健康推進事業では、妊婦一般健康診査の充実を図り、無料健康診査の回数を4回から6回に増やし、初回審査項目も拡充します。

教育 多人数学級へ支援

 教育では、ひきつづき小学校多人数学級支援講師配置事業(市単独)にとりくみ、278万円を計上しました。小学1年生で一学級30人超のクラスに支援講師を1人配置します。新年度では東部小学校と蟹谷小学校1年を対象に合計2人配置の予定です。しかし、2年生への拡充は見送られました。
 小中学校のパソコン更新に1050万円を計上しました。

ごみ袋 値上げ

 燃えるごみ専用袋をレジ袋化(持ち手となる耳を付ける)し、作成費増のため、燃えるごみ専用袋の手数料を値上げします。大20円から30円に、中15円から20円に。

認知症グループホーム
       整備


 松沢地区のパルティ跡に18名が入れる認知症対応グループホームをつくる業者に1500万円の補助をします。

温水プール
活用支援


 埴生地区にある温水プール存続支援に、960万円を計上しました。

市営バス

循環コース、乗り合いタクシー実現


 9月議会で砂田市議が取り上げた市営バスの改善が6月から実施されます。
 市営バス運行費として2468万円を計上しています。循環コースなど新路線での運行は6月からです。キーバスのデザインを変え、リフレッシュします。
 デマンド式乗り合いタクシーの運行に560万円を計上します。
 高齢者で運転免許自主返納者に1年分の市営バスの定期券を出します。予算は24万円です。

新定住促進対策

 2007年1月1日より新規に住宅を建設したり、取得したりした人に10万円の補助を出します。市外からの転入者には20万円の補助です。それに加えて、公共施設利用フリーパス1年分を出します。


道の駅に3億4千万円

 道の駅・地域振興施設整備に2カ年間で6億6千万円、2008年度予算では3億4千万円をみています。

石動駅南土地区画整理事業

 効果が疑問視され、関係住民からも批判の強い石動駅南土地区画整理事業に4590万円の予算を計上しました。これは、路線測量、換地設計、橋梁工事など総事業費2億円のうち、小矢部市の負担分22.5%です。
 地域住民のなかでは「共産党が今やかましくいっているが、はんこを押さないものがいるのは当たり前や」などと噂になっており、3分の2の同意にも至っていないようです。



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