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砂田喜昭 2007年12月9日更新  
水道料金 さらに値下げを
求める会 知事へ4582筆の署名提出

 県西部の水道料金の値下げを求める会(坂井明子代表)の一行9名は、12月3日、県企業局で県西部の高すぎる水道料金の値下げを求める県知事宛署名4582筆を提出、寄せられた市民の声を紹介し、来年度予算編成の中でさらなる水道料金の値下げを実現するよう求めました。
坂井明子代表(右)が4582筆の署名を高松水道課長(左)に手渡す=3日、県企業局 この要請には日本共産党高岡市議団の金平直己、南部周三両議員、砂田喜昭小矢部市議、ひづめ弘子県議も同席しました。

県企業局
「値下げの方向で検討」

企業局で値下げの要望をする「会」の一行=3日、県企業局
 応対した県企業局高松欣治水道課長は、「たくさんの署名に驚きました。値下げの方向で検討している」と答えました。また「年明け早々には受水4団体のみなさんに示せるのではないかと考えています。企業局としては儲ける必要はないわけで、できるだけ下げたいと思っていますが、安定して水道用水を供給できるようにする責任もあるので、老朽管の更新などの設備投資がどれだけになるか、それを見た上で結論を出したい。また、受水協定の見直しをした場合、受水団体には、みなさんから水道料金値下げの要望があったことを伝えたい」と答えました。
 参加者からは企業局の経営状況についての質問とともに、署名に廻って寄せられた市民の声を紹介し、重ねて値下げを要望しました。


市長にも要請
    市民の署名1675筆

高畠副市長(右)に市民の願いのこもった署名を託す小矢部市の「水道料金値下げを求める会」の八尾三紀夫代表(中央)、石山忠義氏(左)=3日、市役所
 県知事への申し入れに先立って小矢部市の水道料金の値下げを求める会(八尾三紀夫代表)は、市内で集めた1675筆の署名を持参し、高畠副市長に水道料のさらなる値下げに努力するよう働きかけました。
 高畠副市長は「市長が出張で申し訳ない。市長に市民のみなさんの気持ちを伝える」と応対しました。「県企業局に県水単価と協定水量の引き下げを求めることは同感だ。その方向で協議が進んでいると伺っている」と述べました。市民への水道料金値下げについては「市長もできるだけ下げたい気持ちは持っているが、市の財政が大変厳しい状況もある」と言い訳しました。
 八尾代表は「市議会では保守会派も値下げを要求し、全体が値下げで一致するようになった」と、さらに値下げに努力するよう求めました。

署名運動に寄せられた市民の声

 石動町部のほとんどを署名で廻った石山忠義氏は、「『お茶を飲んでいけ』と呼び止められ、市への苦情をたくさん聞かされた。まるで苦情承り係のようだった」と、その中で寄せられた市民の声を紹介しました。
◆「広島県から越してきたが、小矢部の水道料が高いのにビックリした」
◆「東京から来た人は10倍もすると言っていた」
◆「灯油代も上がり、節水型の洗濯機を使っているが、水洗便所の水の使用量が多いのでビックリしている」
◆「ぜひ水道料金を下げて欲しい」
 石山氏は、「これらの声に応えて水道料の値下げを」と重ねて要望しました。


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