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県当局 水道・在来線問題で前向き回答
共産党 2008年度予算で県と交渉
日本共産党富山県地方議員団は11月14,15日、県庁で、2008年度県予算編成に対する要望・交渉を行いました。小矢部市から砂田喜昭市議と石山忠義 市政策委員長が参加しました。その概要をお知らせします。
県水単価、責任受水量引下げを!
県「受水団体に感じ取ってもらえるようにする」
共産党 県水の単価、責任水量の引き下げを
県当局 市町村の予算編成に間に合うように年内に方針を示したい。
値下げの額、水量の削減について、具体的数字は予算が議会で決まらないと公表できないが、受水団体には感じ取ってもらえるようにする。
共産党 少人数学級の拡充を!
県当局 財政上難しい。国が加配する教師で、少人数指導に力を入れたい。
共産党 子どもの医療費
無料制度の拡充を!
県当局 少子化対策にひきつづき何が効果的か検討していきたい。対象年齢拡大は、交付税が削られているので、難しい。
砂田 少子化対策の検討対象に年齢の拡大や、現物給付が含まれていると考えて良いのか。
県当局 対象にしているかどうかは答えられない。市町村から要望されていることは知っている。
新幹線に伴う在来線の経営
県 「政府与党合意」の見直しを
働きかける
共産党 @県境分離せず単一の会社で経営すること、A関西方面の特急電車を金沢止まりとさせず、富山県内まで乗り入れさせること。B「政府与党合意」(注)のスキームの見直しを国に働きかけること。
県当局 単一会社の場合、管理部門が一つで済みコスト削減になるメリットがあるが、一方で新駅設置がしづらくなるのではないかなどデメリットも考えられ、今後検討していかなければならない。石川県は今基礎調査をしている段階で、その後この問題で話し合うことになるだろう。
特急電車の県内乗り入れについては、金沢で乗り換えとなると乗り継ぎが困難なことはよくわかる。利便性の向上をJRとも話していかねばならない。関西方面との結びつきを考慮していきたい。
「政府与党合意」見直しについては、11月12日、知事、県議会議長が国に、新たな仕組みを講ずるよう要請をした。
(注) 政府与党合意とは
新幹線開業に合わせて並行在来線をJRの経営から切り離す、建設費の一部を地方自治体が負担するなど、1996年12月25日合意。
共産党 下水道普及促進のために、低所得者などの接続工事や住宅改造に支援を!
県当局 国土交通省は平成20年度予算の概算要求で、水洗化助成を要望中と聞いている。生活困難な方で、水質汚染防止のために必要な地域に限定される。財務省が認めるかどうかは未定。
共産党 特別職の異常な
高額退職金の見直しを!
県当局 条例に則って支給しているが、全国の知事退職金と比べて多すぎることはない。ただ、いろんな意見があることは承知しているので、今後とも広く意見を聞いていきたい。
砂田 小矢部市民が先頭に立ってこの問題を取り上げた。そのせいもあって、小矢部市長は退職金の辞退を公約し、当選後も議会で辞退を言明している。「知事の退職金は多すぎる」といった首相もいた。県が行う河川改修に伴い小矢部市の防火水槽を移転させる費用を値切らざるを得ない財政状況で、退職金の見直しはぜひとも必要だ。
県当局 今後とも議論する場を設けたい。
石山氏(党市政策委員長)の感想
初めて参加して、朝の9時から夕方の5時まで、昼食に50分あまりの休憩があるだけで、たばこを吸う暇もない、びっしりした日程だった。
役人の答弁は回りくどくて、一般の人にはわかりにくい話が多かった。それでも砂田さんは、前回の答弁と比べてチョット前進しているところもあると言っていたが。
駅南土地区画整理事業はどうしても中止させないといけないと思った。取りかかったら市の負担が増えて、夕張のようになるのではないか。そうなると、国保税が上がるとか、福祉が削られるとか、市民の生活に直結する問題だ。
知事退職金問題でも、裁判所と同じことを言っていた。県職員の賃金をさらに3年間2%カットという記事が出ていたが、知事の退職金こそ削れよ。
国民健康保険で、収入が激減した人の場合の医療費の一部負担金の減免制度(国保法第44条)が活用されていない。本当は医療費負担をゼロにすべきだ。福祉のためといっていた消費税は、一体どこに使われたのか。
野良猫の避妊手術の助成はできないといっていたが、殺すのとどっちが良いというのか。
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