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砂田喜昭 2007年10月21日更新  
少人数学級拡充へもっと努力を
市教委 「少人数学級の重要性は認識している」

 砂田市議は9月議会一般質問で、少人数学級の拡充にもっと努力をと求めました。

 少人数学級が世界中で効果を上げており、先進国で40人学級に固執している日本政府の態度はきわめて異常です。全国の自治体は、教育関係者や父母の少人数学級実現を求める運動の高まりの中で、政府の頑迷な態度を乗りこえ、前進を始めています。
 小矢部市は2002年度から小学1年生の30人を超える学級に、独自に支援講師を配置しました。富山県も2004年度から小学1年生で35人以下学級を実施し、その翌年(2005年度)から小学2年生まで拡充しました。
 しかし、その後、財源の問題を理由に、対象学年の引き上げがストップしています。
 財源の問題は、税金の使い道をどうするか、市民、県民の意向に沿って見直すことで解決できる問題です。そのためにも、これまで実施してきた少人数学級の成果を広く市民に知らせることが重要です。

砂田 少人数学級がどのような成果を上げているか。

教育次長 児童においては、授業で発表する機会も増え、自分自身を認めてもらい、のびのびと活動ができることになった。
教師にも、児童一人ひとりとふれあう時間が多くなり、遅れがちな子どもへの指導もできることとなった。
このことは、保護者と教師との信頼関係をつくり、よりよい学校評価や、学校運営につながっている。

砂田 35人学級の対象学年を引き上げるよう、県へ働きかけること。


教育次長 今後の中・長期的な学級編成を考える場合には少人数学級が重要と、教育長会議などで県に要望している。

砂田 市独自で配置している小学1年生の30人を超える学級への支援教師を、小学2年生まで引き上げる努力を。

教育次長 今年度は石動小学校へ3人配置している。少人数学級の重要性は認識しているが、小学2年生への拡大については他市の状況を勘案してひきつづき検討していきたい。


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