バナー2007年9月2日号本文へジャンプ
砂田喜昭 2007年9月1日更新  

水道料金の値下げを求める会
新たな署名運動をすすめる
住民運動 水道料値下げで大きな役割

 水道料金の値下げを求める会(事務局・高岡民主商工会)は8月23日、総会を開き、県に対して子撫川ダムを水源とする県水の単価、協定水量の引き下げを求めて、署名運動をすすめることを確認しました。

 最初にこれまでの活動報告がありました。
 高岡市からは新日本婦人の会の高瀬充子さんが次の報告をしました。
 「学習会や署名運動を続け、05年12月5日に県企業局で石井知事宛に6371筆の署名を提出し交渉した結果、県が04年度に続き06年度にも県水の単価を引き下げました。それでも市が水道料の値下げになかなか踏み切らなかったため、06年12月市議会に請願署名を提出しました。これが引き金になってついに高岡市でも水道料の値下げが実現できました。」

 小矢部市からは水道料の値下げを求める小矢部の会の八尾三紀夫さんが次の報告をしました。
 「小矢部市では03年3月市議会で砂田市議が県水の引き下げを提起しました。犬島県議が県議会で水道料金の東西格差是正の必要性を訴え、当時の中沖知事も研究したいと答えました。これをきっかけに市民グループは学習会を開き、値下げ運動を進めてきました。金沢市では4.5%の値下げができたこともわかりました。この運動がひろがるなかから富山新聞などマスコミも『水道料金の東西格差4倍』と報道し、地域に問題点を広くアピールできました。05年12月の県企業局との交渉では、『県水単価の値下げは水道料金値下げを期待したものだ』との回答を引き出し、小矢部市ではついに10円の値下げとなりました。」

新たな署名運動を

 今後の活動方針の提案に立った小矢部市の砂田市議は、11月をめどに県知事宛の新たな署名運動を提案し、全体で確認されました。
陳情項目は次の2点です。
 @県企業局が販売している水道水の単価と協定水量を引き下げること。
 A県下東西の水道料金格差を解消するために、県独自の財政支援を行うこと。


月使用量 氷見市 小矢部市 射水市 高岡市 砺波市 南砺市 魚津市 富山市 滑川市 黒部市
10立方メートル 2,367 2,247 1,769 1,340 1,522 1,627 970 945 866 1,008
20立方メートル 4,834 4,105 3,606 3,370 3,202 3,225 2,650 1,953 1,836 1,375
30立方メートル 7,459 6,048 5,444 5,430 4,882 4,882 4,330 3,171 3,096 2,110
一般用水道料金県内比較  (2007年4月1日現在、口径20ミリメーター使用料、消費税含む。高岡市水道局調べ)



 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る