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砂田喜昭 2007年5月20日更新  
小矢部市の活性化戦略、わずか5人で?

 5月8日に開かれた総務常任委員会で砂田喜昭市議が取り上げた問題を続報します。


小矢部市活性化戦略会議(仮称)の設置について報告がありました。東海北陸自動車道が来年3月に全線開通するのを機会に、「市の発展に向けた活性化戦略を描く」ため、設置するというのです。会議は今年5月下旬から始め、12月までに2ヵ月に1回程度開催し、答申を受けて来年度予算、及び市の総合計画に反映させていきたいとしています。
 問題はその組織構成です。市長の他、「まちづくり部門」「物流部門」「観光部門」「女性代表」の4人だけで構成するというのです。小矢部市がこれまで各種審議会に市民の声を結集しようと公募委員を募集し、議事を公開してきたやり方とは異質な構成です。

「市民が参加して 
こそ、活性化につながる」 砂田市議


 砂田市議は「わずか5人の意見でほんとうに有効な『市の活性化戦略』を決定できるのか」、「組織構成を見直すべきだ」と主張しました。
 さらに、@会議を傍聴させること、A議事録を公開すること、B会議で議論されたことに対する市民意見を募集することを求めました。当局は「委員が意見を出しやすいことなどを考慮しながら、今後検討したい」と答えました

新規購入庁用車 
2台で660万円


「小矢部市」と表示を 
「市長選の公約を守れ」
 砂田市議

 競売にかける市長車、議長車に替わって新規購入する庁用車(2台で660万円)に、「小矢部市」の名前を表示しないと、市当局が答えました。小矢部市は10年以上前から庁用車に「小矢部市」と表示しており、市長・議長の専用車でないとするこれまでの見解からは考えられないことです。桜井市長が了解しているとすれば、市長選挙の公約を早くも破ることにもなりかねません。
 砂田市議の追及に当局は、「県外で昼食時にレストランにはいることもあるが、車に『小矢部市』と表示されていると、誤解を与えるかも知れない」などと言い訳しました。こんなへ理屈は通用しません。「誤解」を与えるようなところへ行かねば済む話で、当選後桜井市長はこれまでの市長専用車を使わず、「小矢部市」の名前入りの庁用車を公務に使っていました。新車に乗り換えたとたんに名前入りで具合が悪い理由がどこにあるのでしょうか。
 市職員も共通に使う庁用車なのに、市のマークを入れないことにするのは、実態としては市長・議長専用車として使おうという魂胆があるのではないでしょうか。となると、まだ十分に使えた車を660万円もかけて、乗り換えることになるではありませんか。「行革」で市民のための補助金を削っているさなかに、市民は決して納得しないでしょう。




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