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砂田喜昭 2007年4月29日更新  
いよいよ最高裁へ
前知事退職金返還裁判 報告集会開く


 「市民オンブズ小矢部」が提訴した「前知事退職金返還裁判」は舞台を最高裁へ移すことになりました。裁判の争点と課題を県民とともに考えようと退職金返還裁判をたたかった熱い思いを語る石山忠義氏 =4月19日、富山市サンシップ、4月19日、富山市のサンシップを会場に報告集会が開かれました。

 「市民オンブズ小矢部」の美谷克己代表から裁判の経過について報告があった後、原告のひとりである石山忠義氏が「一県民として、こんなべらぼうな退職金を認めることはできない」と、裁判に立ち上がった熱い思いを語りました。
 原告代理人の青島弁護士は、「一審、二審の判決が退職金の額、支給方法を条例で決めるべきだとする地方自治法をねじ曲げた解釈で行政当局を擁護している」ときびしく批判し、「あまりにもひどい法解釈は最高裁で是正される可能性もある」と、自身がかかわった上水道談合事件の例(最高裁が一,二審の判決を覆し勝訴した)に触れました。そのためにも県民世論を大きく盛り上げることが大切だと訴えました。

 会場の参加者からは、「法律論とともに、知事の退職金が庶民感覚からずれていることをもっと問題にすべきだ」、「県の財政を借金漬けにしたものに退職金を払うことは民間企業では考えられない」、「特別職退職金の決め方に問題がある。報酬月額に勤続月数をかけるやり方は、報酬の二重取りだ」との意見が相次ぎました。


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