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砂田喜昭 2007年4月1日更新  
全国いっせい学力テスト

小矢部市も
結果を公表しない


 小矢部市教育委員会は、4月24日に実施される全国いっせい学力テストの結果について学校ごとの公表はしないと明言しました。昨年秋、新聞報道で「公表する」としていたのをあらためたものです。

 3月議会で、砂田市議の一般質問、予算特別委員会の質問に西川教育長は次のように答えました。
 「本市もこの学力調査へ参加する。
 文部科学省が作業の一部を民間会社に委託するが、契約の中で機密の保持や個人情報の取り扱いについて遵守すべき事項を明示し、厳密に取り決められているので、個人情報の流出はないものと思っている。
 学力調査なので名前を書いた調査になる。
 個々の学校名を明らかにすると学校の序列化や過度の学力競争につながることから、学校名を明らかにした公表は行わない。」

非常勤講師の常勤化を

 砂田市議は予算特別委員会で非常勤講師の常勤化を求めました。

 教育次長は「相談員の方々が大きな役割を果たしていることはよく知っている。」、西川教育長は「全体の財政の中でどう調整するか、しかし、これは今後も続けていきたい。」、桜井市長は「教育は国づくりの根幹。重要な事業と認識しているので、今後充分調査研究させていただきたい」と答えました。

子どもも 親も
  信頼を寄せる相談相手


 学校の教職員全体が子どもたちと関わり合いをもって、その成長のために力をあわせるのが学校です。
 このような学校づくりをすすめる上で非常勤講師の問題は解決すべき重要な課題です。市外から転勤された先生方は、市の職員配置は大変手厚いと喜んでおられます。しかし、非常勤講師が多いため、子どもらが講師の顔をなかなか覚えることができません。
 ある「子どもと親の相談員」は、不登校の子どもを家まで迎えに行ったり、帰りも一緒の家まで送っていったりと、大変地道に2年も掛けて信頼関係を築いてきました。ところがその勤務時間は3時まで。しかし3時になったからと、仕事を打ち切ることができません。
 その子のために善意で勤務時間が過ぎても対応しているのは教育者として大変立派だと思います。しかしそれに甘えているということは、雇用している市の側から見た場合、ただ働き、サービス残業をさせていることになり、市が法律を犯していることになります。

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