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砂田喜昭 2007年3月21日更新  
野良猫対策
検討したい

(砂田市議) 
小矢部市の対策について、えさをやらないでくださいとHPでPRすることで済むのか?
 小矢部市は2004年11月号の「広報おやべ」で「『かわいそうだから…』と、野良猫にむやみに餌を与えないでください」とし、市のホームページでも広報しています。しかし、これでは猫が活動地域を移動するだけで問題の解決にはなりません。「飢え死に」を待つというのであれば、動物愛護の立場からみても問題です。

猫の好きな人も嫌いな人も、問題解決のために話し合えるよう、市が支援を!
 地域には猫の好きな人も、嫌いな人もおられます。問題解決のために、どうすればよいのか、みんなで話し合うことが大切ではないかと思います。野良猫のことを「地域猫」と呼んで、地域で対策を考えているところもあるようです。
 市としても野良猫のもととなる「捨て猫」を食い止める世論を喚起するために、何ができるのか、真剣に検討すべきではないか。
 動物の愛護及び管理に関する法律というのがあって、すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うよう基本原則を定めています。その中で飼い主の責任として「みだりに繁殖することを防止するために不妊去勢手術等を行うこと」があげられています。
 市内でも、奇特な方がボランティアで野良猫を捕獲し、不妊去勢手術を受けさせている方もおられます。また、地域で『猫貯金』といって、小銭を貯めて不妊手術費用にしようと努力しているグループもあります。

去勢、避妊への助成、捕獲器の貸与制度を!
 動物病院で不妊去勢手術を受けようとすると2万円以上の費用がかかります。
 この費用を助成している自治体もあります。石川県では猫の雌一匹に2000円、雄一匹に1700円を助成しています。かほく市ではこれに市独自に上乗せして一匹5000円を助成しています。
 地域のみなさんが話し合って問題解決を促進するためにも、小矢部市としてこのような助成制度をつくったら、どうですか。
 また、手術をするにも捕まえなければなりませんが、そのために捕獲器を貸し出すこともできないか。

(民生部長)
 地域住民の間でまず話し合うことが重要である。
 富山市で平成15年度から町内会に対して不妊去勢手術の助成がおこなわれている。
 本市としては、今後実態を調査しどんなことができるか検討したい。


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